日本洋酒酒造組合 業務用回復で累計も14%増

2022年12月20日

 日本洋酒酒造組合は、令和4年10月の移出数量を発表した。令和4年10月の洋酒の移出数量は合計で21万8557㎘となり前年同月に比べて16・1%の減少となった。

 主な品目の移出数量は、▽ウイスキー=1万1034㎘で17・3%増▽スピリッツ=6万4639㎘で4・4%減▽リキュール=14万2300㎘で22・2%減(うち梅酒は2124㎘で14・1%増、カクテル・チューハイは13万6478㎘で23・5%減)――となり、業務用の回復により、ウイスキーが大幅な増加となった一方、家庭用の反動減から、カクテル・チューハイが前年を大きく下回った。

 これにより、令和4年1月―10月の累計移出数量は、263万9679㎘となり、前年同期の271万8150㎘に比べて2・9%の減少となった。

 主な品目の移出数量は、▽ウイスキー=11万4383㎘で14・3%増▽スピリッツ=72万6528㎘で2・8%減▽リキュール=179万2364㎘で3・8%減(うち梅酒は2万402㎘で4・3%減、カクテル・チューハイは173万9220㎘で4・3%減)――となり、累計でもウイスキーのみ増加となって着地した。