賀茂鶴酒造 4人の杜氏で四季の酒を発売

2019年09月09日

 【広島】「賀茂鶴酒造」(広島県東広島市、藤原昭典社長)は、4人の杜氏が四季にあわせて醸造する日本酒シリーズ「四杜氏四季酒」を9月から順次発売する。同社は、明治6年(1873年)創業から2023年で150年を迎え、杜氏4人が原点回帰の酒造りに取り組んでいる。

 新シリーズは、▽「純米ひやおろし」(椋田茂、9月4日)▽「純米しぼりたて」(井手滝太、10月下旬)▽「大吟醸あらばしり(仮)」(沖永浩一郎、来年1月頃)▽「純米ひやざけ(仮)」(友安浩司、同4月頃)の4種。

 第1弾の「純米ひやおろし」(720ml1300円)は、精米歩合69%の広島錦100%、アルコール15~16度で、第2弾の「純米しぼりたて」(720ml1100円、1・8l2300円)は、精米歩合65%の国産米と国産米麹を使い、同じ度数。

 「ブランディングデザイン」の共同開発として、2017年9月発売の「広島錦」に続いて㈱エイトブランディングデザインの西澤明洋氏を起用。秋のトンボや冬の雪ウサギなど季節感や杜氏をモチーフに、豊かで楽しさあふれるラベルに仕上げている。