国分G本社 関西総合センターを開設

2019年09月13日

 【大阪】国分グループ本社は、大型三温度帯汎用・専用併設型多機能物流センターである「国分グループ関西総合センター」を開設した。
 同センターは、大阪府茨木市に位置し、名神高速道路「吹田IC」に近く、中国道・近畿自動車道へのアクセスが良好で、より広範囲な商品配送を可能とする大型三温度帯(常温・冷蔵・冷凍)汎用・専用併設型多機能物流センターとなっている。


 冷蔵・冷凍設備は、自然冷媒(CO2)を採用し、地球環境負荷の小さい、環境配慮型の設計となっている。同センター内でのフローズン・チルド(フロチル)加工、メニューに合わせたキット化、業務用商材の小分けやセットアップなど、先進的な各種流通加工機能の提供により、取引先の課題解決を図っていく。

 また、同センター内に設置したテストキッチン機能を活用し、調理・試食プレゼンテーションによる最適な提案を実現する。

 国分グループにおける関西エリアの中核物流拠点として、さまざまな業態の取引先の多様なニーズに対応した、より効率的で高品質なトータル物流サービスを提供していく。

 同社は開所日となった8月29日に、取引先メーカー約240社を招き、開所式・センター披露会を行った。

 國分勘兵衛会長兼CEOは開所式あいさつの中で、「2015年から計画を進めてきた当センターが本日開所となった。ここは交通の便も良い場所で、内陸部ということで安全性もある。国分西日本を中心として使用し、西日本では最大の三温度帯センターとしてこれから大いに活用していく」と語った。

 同日開催した記者会見の中で、國分晃代表取締役社長執行役員経営統括本部長兼COOは、「様変わりする食生活を背景として、今回の三温度帯総合センターの開設を行った。長期経営計画において全国16カ所の三温度帯総合センターの開設を計画し、今回の関西総合センターは最終の16カ所目となる。同センターによる物流の効率化を図りたい」と示し、物流・システム機能の活用により顧客満足度を高めることを強調した。

 【センター概要】▽所在地=大阪府茨木市丑寅1-1-88▽対応カテゴリー=加工食品・菓子・酒類・冷凍食品・チルド・生鮮など▽配送エリア=大阪・兵庫・奈良・京都・滋賀他▽稼働=2019年9月から▽センター規模=敷地面積2万8989平方m、延床面積5万5222平方m、常温庫1万755平方m、冷蔵庫9252平方m、冷凍庫1万2307平方m、バース6298平方m、事務所他1713平方m。