クアーズとモルソンが合併、販売量世界第5位のビールメーカー誕生

2005年03月23日

 クアーズ・ブリューイング・カンパニーの持ち株会社、アドルフ・クアーズ社(米国・コロラド州)とモルソン社(カナダ・ケベック州)が2月9日付けで対等合併を正式発表した。
 合併後の企業名は「モルソン・クアーズ・ブリューイング・カンパニー」となり、従業員数約1万5000人、年商約60億USドル(6200億円)規模、世界45カ国でビジネスを展開する販売量世界第5位のビールメーカーとなる。
 同社は、世界の主要ビール消費国である米国、ブラジル、英国、カナダをはじめ、成長が期待されるアジアを主な拠点とし、主要ブランドである「クアーズ・ライト」「モルソン・カナディアン」「カーリング」「カイザー」を含む40以上のアルコールブランドを保有している。現在同社は、米国、ブラジルでは第3位、英国では第2位、カナダでは第1位の販売量を誇っている。
 会長にはモルソン社のエリック・モルソン氏が、社長兼CEOにはクアーズ・ブリューイング・カンパニーのレオ・カイリー氏がそれぞれ就任する。