博多酒類業懇話会、未成年者飲酒防止等キャンペーン

2016年04月20日

 【福岡】酒類業界関係者や高校生ら140人が4月7日、JR博多駅で「未成年者飲酒防止・飲酒運転撲滅街頭キャンペーン」を実施した。心身へのリスクが大きい未成年飲酒、また悲惨な事故を招く飲酒運転を許さない社会環境の醸成を目指し、「未成年者にはお酒は売りません!」等訴える啓発メッセージ・イラスト付ウェットティッシュ9000個を配布した。

 業界が社会的要請に応えるため、4月の未成年者飲酒防止強調月間に合わせ企画しているもの。酒類生販22者で組織する博多税務署管内酒類業懇話会(石蔵利正会長、事務局・博多小売酒販組合)が主催し、福岡県小売酒販組合連合会が共催した。

 参加者は、懇話会会員や県小売組合役員をはじめ、福岡国税局・博多税務署、福岡県・福岡県教育庁・福岡県警察本部・博多警察署・博多区役所の関係者、さらに地元3校(精華女子高等学校・博多女子高等学校・沖学園高等学校)約50人の高校生に及んだ。

 福岡県では平成27年4月「飲酒運転撲滅運動の推進に関する条例」が改正・施行され、キャンペには博多交通安全協会のマスコット「安全チュウ太くん」も加わった。

 未成年者代表の宣誓では、精華女子高の生徒会長・古賀裕佳さんが「例え家族や年長者からお酒を勧められても飲まない」「私たちと同じ高校生2人が犠牲となった痛ましい飲酒運転死亡事故から5年も経つが、未だ飲酒運転は無くならない。皆で力を合わせ無くそう」と訴えた。

 福岡県内では同月11日までに、同様キャンペが田川・久留米・糸島・直方の4地区で実施された。