ビール大手3社が小型車配送共同化を都内全域に

2015年08月19日

 アサヒビール、キリンビール、サッポロビールのビール大手3社は今年6月から実施している物流部門での環境負荷の低減および業務効率化を目指した協働取り組みの展開エリアを拡大すると発表した。

 これまで東京都の一部エリアで実施していた小型車配送の共同化を東京都内全域に拡大し、9月29日から開始する。

 今回の拡大では、すでに相互活用を進めているサッポロビール足立配送センター(足立区)とアサヒビール墨田配送センター(墨田区)に加え、アサヒビール平和島配送センター(大田区)、アサヒビール新宿配送センター(渋谷区)、アサヒビール西多摩配送センター(西多摩郡)、キリンビール東部物流センター(江東区)、サッポロビール杉並配送センター(杉並区)を新たな相互活用拠点と位置づけ、3社および各社グループ会社の対象製品を東京都全域の各社の得意先に対して共同で配送していく。

 これにより、共同で小型車配送を行う得意先を1次展開時より10倍拡大し、のべ約1900店とし、さらなる配送距離の短縮・積載率の向上・車両回転率の向上を実現することで、環境負荷の低減につなげていく考え。

 3社は「市場では競合として公正な競争を展開する一方で、世界的に関心が高まっている環境問題に対して、環境にやさしく経済性の高い物流の共同展開を行うなど、『競争と協調』の観点から既存の枠組みを超えた協力体制を構築することで、さらなる持続可能な社会への貢献を目指していく」としている。