白露酒造(鹿児島)、旨さとキレ味を追求、芋焼酎「麻友子ピュアブラック」発売

2005年08月19日

 【東京】焼酎「白露」の白露酒造(本社・鹿児島市照国町)は8月3日、東京都内のホテルで、芋焼酎の新商品「麻友子(まゆこ)ピュアブラック」の発表会と同社商品の試飲会を開いた。
 同社は、女性を意識したワイン感覚で楽しめる芋焼酎を「麻友子」ブランドで展開し、白ワイン感覚で飲めるほのかな甘い香りを持つ「スィート」、赤ワイン感覚で楽しめる飲み口がすっきりとした辛口の「ドライ」の2商品を販売してきたが、今回、単一タンクで熟成した減圧蒸留黒麹仕込みを使用することで、芋焼酎の新しい可能性としてライト感覚の中に“旨さとキレ味”を追求した「麻友子ピュアブラック」を発売することを発表した。
 アルコール度は従来の「麻友子」(22度)とは違い25度で、「麻友子」の想定顧客の幅を広げる。水割りやクラッシュアイスロック、オンザロックで飲むことをすすめている。単一タンクのモルトを使用するため限定商品(1万本)とした。
 ▽容量=720MLびん▽希望小売価格=1500円
 新商品発表会の席上、同社グループ親会社の岩崎産業(株)の岩崎芳太郎社長はあいさつの中で、「当社の焼酎を日本中の焼酎ファンに楽しんでもらいたい。特に『麻友子』という焼酎は、女性に飲ませたい焼酎だ。焼酎は、古酒の方がうまくなるものだが、長い目でおいしい焼酎を造れないかを常に考えている。麹は、黒麹、白麹の2種類を用い、それぞれ常圧、減圧の蒸留方法によって4種類の原酒を造っている。ブランドを確立し、個性と味を出し続けたい」と語った。
 同社の平成16年度製造実績は4500石だが、来年度は約1万石の製造を見込んでいる。なお、首都圏の特約卸は、日本酒類販売と太田商店。