愛知県酒造組きき酒研究会 4部門で延べ31場が入賞

2010年03月31日

 【名古屋】愛知県酒造組合(内藤三郎会長)は3月18日、平成22年清酒きき酒研究会の審査結果発表と表彰式を名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルで開催した。

 今回、出品されたのは、純米吟醸酒の部・43点(18場)、吟醸酒の部・58点(24場)、純米酒の部・46点(30場)、本醸造酒の部・39点(26場)の計186点。厳正な審査の結果、次のとおり入賞が決まり、それぞれの杜氏が表彰を受けた。

 【県知事賞】

 ▽純米吟醸酒=國盛・中埜酒造▽吟醸酒=菊石・浦野▽純米酒=あじわいもよう・神杉酒造▽本醸造酒=ほしいずみ・丸一酒造

 【県組合会長賞】

 ▽純米吟醸酒=神杉・神杉酒造、ほしいずみ・丸一酒造、東龍・東春酒造、菊石・浦野、ねのひ・盛田

 ▽吟醸酒=東龍・東春酒造、神杉・神杉酒造、ほしいずみ・丸一酒造、神の井・神の井酒造、尊皇・山﨑、生道井・原田酒造、四天王・甘強酒造

 ▽純米酒=國盛・中埜酒造、ほしいずみ・丸一酒造、四海王・福井酒造、菊石・浦野、神の井・神の井酒造、清洲桜・清洲桜醸造、長譽・丸石醸造、曻勢・永井酒造場

 ▽本醸造酒=長譽・丸石醸造、生道井・原田酒造、清洲桜・清洲桜醸造、孝の司・柴田酒造場、神杉・神杉酒造、國盛・中埜酒造、白老・澤田酒造

 表彰式の冒頭、内藤会長は「年々需要が減り、酒類間シェアは10%を切ったが、減少幅は落ち着いてきた感がある」と述べた後「愛知県酒造組合として3年目を迎え、県産酒のさらなる需要振興に傾注したい」とあいさつした。

 また、昨年に引き続き愛醸会との共催で「愛知の地酒を楽しむ会」が同所で開催された。「お酒セミナー・出品酒きき酒」を含むこの会は、県内の地酒と食事を楽しみながら、蔵元と日本酒ファンが交流を深める場。セミナーでお酒を学び、入賞酒をきき酒、さらには25蔵が持ち寄った自慢の地酒が存分に味わえるとあって今回も人気となり、会場は200人以上の「愛知の地酒ファン」で一杯になった。