キリン尼崎工場跡地に開業 複合商業施設「COCOE」

2009年10月16日

 【兵庫】キリンビール尼崎工場跡地に建設が進んでいた複合商業施設「COCOE(ココエ)」(事業主:キリンホールディングス)が10月20日にグランドオープンするのに先立ち、10月13日、オープン内覧会を開催した。

 COCOEは、JR尼崎駅北口の「あまがさき緑遊新都心」の中核となる複合商業施設で、核テナントとなる百貨店「あまがさき阪神」、スーパー「アル・プラザあまがさき」、映画館「MOVIXココエあまがさき」、フィットネスクラブ「セントラルウェルネスクラブココエあまがさき」の4つに加え、バラエティ豊かな店が137店舗揃う専門店モールなど、大人から子供までが集える複合的な商業施設となっている。

 13日に行った説明会では、開発代表としてキリンリアルエステード(株)の山本剛史取締役開発グループ部長があいさつに立ち、「この地にはかつて、キリンビール尼崎工場があった。長い間、地元住民の方々に愛されてきた立場として、なんとか地元に恩返しをできないかと考え、この施設のオープンを進めてきた。今回、阪神百貨店やアル・プラザをはじめとするこれだけ多くの施設に入ってもらうことができた。『COCOE』は、“コンフォート=快適さ”“コンビニエンス=利便性”“エナジー=活力、にぎわい”の頭文字を名前の由来としているが、もう1つ、お客様にむけて『どうぞ“ここへ”おいでください』という意味もある。尼崎のますますの発展に寄与できればと思っている」と同施設に対する思いを語った。内覧会来場者は、自由内覧形式でオープン前の各施設を見学した。

 【核テナント】▽あまがさき阪神=ターゲットは子育て中のヤングミセスと元気いっぱいの子供。阪神梅田本店デパ地下の活気の源である「鮮魚売り場」を中心に、鮮度とライブ感を重視したデイリーゾーンを展開する▽アル・プラザあまがさき=平和堂が積極的に出店を進めている食料品・衣料品・住居関連品と各種専門店を含むニュータイプの施設で、日常生活に必要な商品からファッションまで幅広く揃えている▽MOVIXココエあまがさき=11スクリーン、2030席の座席数を誇る大型シネマコンプレックス▽セントラルウェルネスクラブあまがさき=“心と体の健康づくり”をサポートする運動とリラクゼーションをテーマにした新健康空間

 【施設概要】▽所在地=本館:兵庫県尼崎市潮江1-4-1、フィットネス館:兵庫県尼崎市潮江1-2-3▽敷地面積=約2万7400平方m▽延床面積=約16万3000平方m▽店舗面積=約5万7800平方m