宝酒造 食べ物の大切さ学ぶ、親子で料理づくり体験

2018年12月20日

 【京都】宝酒造は12月9日、自然の恵みと命のつながりを学ぶ教育環境イベント、「田んぼの学校2018」恵み編を京都市中京区のラ・キャリエールクッキングスクールで開催した。

 同イベントは、もち米づくりや自然観察、調理実習などの体験を通して、自然の尊さや食べ物の大切さ、命のつながりや生物多様性の保全について親子でともに学ぶ活動で、春から年末にかけて「田植え編」「草取り編」「収穫編」「恵み編」の4回の活動を行っている。2004年に第1回が開催され、今年が15回目となる。

 本年度の最終回となる「恵み編」では、秋に収穫したもち米を使用して料理教室を開催した。

 同日は、23家族64人が参加。午前中に、大人は本みりんの調理効果やみりん風調味料との違いなど本みりんについて学ぶ「みりんの学校」を、子供はお父さんお母さんへの日頃の感謝を込めて本みりんのラベルをつくる「マイラベルづくり」を行った。

 午後からは、料理教室を開催し、きんとんやだて巻き、のし焼きなどお正月料理をつくった。子供たちは、慣れない手付きでハンドミキサーを使用したり、完成した料理を盛り付けたりと、親のアドバイスを受けながら料理を楽しみ、完成した料理を家族で味わった。

 さらに教室を移動し、千歯こきなどを使用した「脱穀体験」や注連飾りづくりに挑戦する「お正月のお飾りづくり」なども体験した。

 同社広報では、「9月30日に開催を予定していた『収穫編』が、今年は台風接近の影響で中止となった。その分、今回は内容を充実させ、親子で楽しめる『恵み編』として開催した。子供たちも真剣にかつ楽しく料理を体験したようで、これが自然の恵みと命のつながりを学ぶ一環になってもらえれば幸いだ」とコメントした。