全米日本酒歓評会 米国、メキシコの蔵元も出品

2019年07月03日

 海外の日本酒審査会「第19回全米日本酒歓評会」が6月4日~6日の3日間、米国のハワイ州で開催された。

 今年は日本の43都道府県および米国とメキシコの204社の蔵元から、大吟醸A(精米歩合40%以下)、大吟醸B(精米歩合50%以下)、吟醸、純米の4部門に過去最多となる512銘柄が出品された。審査は日本から9人、米国とカナダから1人ずつ日本酒の専門家の審査員によって完全ブラインド方式で行った。その結果、151品に金賞が、124品に銀賞が授与された。

 また、金賞受賞酒の中から、各部門で最も高い評価を得た出品酒に授与されるグランプリ、その次点の出品酒に授与される準グランプリも選ばれ、さらに第1回から今回までの歓評会での受賞を数値化し、その累計が最も高くなった蔵元に贈られるエメラルド賞も発表された。各賞の受賞式は11月6日開催のジョイ・オブ・サケ東京で行われる。受賞結果は次のとおり。

 ▽大吟醸A部門=グランプリ…「大吟醸山田錦桃川」桃川、準グランプリ…「大吟醸六甲の雫」小山本家酒造灘浜福鶴蔵、「秀よし大吟醸松右衛門」鈴木酒造店▽大吟醸B部門=グランプリ…「作雅乃智中取り」清水清三郎商店、準グランプリ…「純米大吟醸まんさくの花山田45」日の丸醸造、「蔵の華純米大吟醸鳳陽」内ヶ崎酒造店▽吟醸部門=グランプリ…「作雅乃智」清水清三郎商店、準グランプリ…「雪の茅舎秘伝山廃」斎弥酒造店、「勝山純米吟醸献」仙台伊澤家勝山酒造▽純米部門=グランプリ…「背振湧水」基山商店、準グランプリ…「陸奥八仙特別純米」八戸酒造、「南部美人特別純米酒」南部美人▽エメラルド賞=外池酒造店