熊本県きき酒選手権

2015年09月30日

 【熊本】熊本酒造組合(吉村浩平理事長)が9月12日、熊本市の熊本和数奇司館で「熊本県きき酒選手権大会」を開催した。日本酒造組合中央会「きき酒全国大会」(10月30日東京)への出場権をかけた県予選で35回目。公募で参戦した86人が日本酒のきき酒能力を競った。

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 きき酒対象は7タイプの県産酒(大吟醸・純米・本醸造・純米吟醸・生酒・普通酒・低アルコール)で、7種の酒に対し1回7分・計2回のきき酒に挑んだ。各回とも好みの順位付けを行い、2回の回答の一致性を問うランキング法。きき当てた数を競うマッチング法と異なり、1回目と2回目の順位が離れるほど失点が大きくなるのが特徴だ。出場者は香味を見極めようと懸命。女性が目立ち外国人の姿もあった。日本酒へ真剣に向き合う濃密な時間はあっという間に過ぎた。

 今大会は会場を、再開発中で使えない熊本交通センターホテル(熊本市)から替え一新。現在、酒造組合には清酒蔵元では10社が加盟。競技開始に先立ち本田雅晴・副理事長が「全国大会では過去に、熊本県からの出場者が個人優勝したり、団体でも上位入賞するなど輝かしい歴史がある。日本酒への関心が高まっているが、熊本の蔵も色々と試み良い酒を造っているので、これまで以上にご愛飲いただき、熊本の酒の良さをどんどん広めてほしい」と訴えた。

 1位は熊本市の荘康子さん(43)、2位は熊本県山都町の坂本敦子さん(53)。荘さんは全国大会へすでに2回出場のため、また坂本さんも辞退のため、全国出場は上位入賞の2人=▽羽矢治郎さん(46、熊本市)▽神山浩美さん(54、熊本県菊陽町)=に決まった。

 大会参加は有料。1位には1・8l菰(こも)樽1本と賞状を授与。全員に清酒小瓶1本の参加賞を贈呈したほか、料理とともに県産酒を堪能してもらう表彰式・懇親会を催した。