国税庁は平成22年度調査分の「酒類小売業者の概況」をまとめ公表した。調査は、酒類小売業者の業態別、小売数量規模別および売上高規模別などで実態を明らかにし、併せて酒類行政上の資料とすることを目的に実施されているもので、「酒類販売場に係る報告書」を提出した11万1219者、16万1249場のデータが集計された。
16万1249場のうち、一般酒販店は6万1768場で最も多く、全業態に占める割合は38・3%になる。次いでコンビニエンスストアは4万7175場で29・3%、スーパーマーケットは1万9998場で12・4%、また、量販店は3428場、業務用は2218場となった。
一方、小売数量が最も多いのはスーパーマーケットで291万7475klで全体の34・9%を占めている。販売場数が最も多かった一般酒販店の小売数量は、159万7643klで19・1%となった。販売場数が3428場の百貨店の小売数量は、123万820klで14・7%、コンビニエンスストアは92万5499klで11・1%となり、量販店は123万820kl、業務用は72万9815klとなった。
酒類の売上高規模別事業者数(回答数は全体で4万9633者)で見ると、一般酒販店は回答した2万9427者のうち300万円以下が最も多く9389者、スーパーマーケットは1673者のうち1億円以上5億円以下が234者、コンビニエンスストアは1万4045者のうち1000万円以上1500万円以下が3872者、量販店は535者のうち1億円以上5億円以下が233者、業務用は620者のうち1億円以上5億円以下が160者となっている。
欠損事業者は全体で1万4250者で、うち一般酒販店は9185者(回答数2万9427者)で最も多く、コンビニエンスストアは3132者(回答数1万4045者)、スーパーマーケットは560者(回答数1673者)、量販店は181者(回答数535者)、業務用は200者(回答数620者)となっている。一般酒販店のうち酒類の売上高が300万円以下の事業者は2595者が欠損となっており、売上高が低い事業者ほど欠損が高くなる傾向が見られた。
1者平均の損益を見ると、一般酒販店の総売上高は7449万円、うち酒類小売による売上高は1863万円、営業利益は114万円、税引前純利益は81万円となった。量販店の総売上高は38億6041万円、うち酒類小売による売上高は6億8981万円、営業利益は5837万円、税引前純利益は3774万円となっている。業務用は12億5593万円、うち酒類小売による売上高は3億6750万円、営業利益は1570万円、税引前純利益は1158万円となっている。コンビニエンスストアの総売上高は6億1472万円、うち酒類小売による売上高は1552万円、営業利益は2406万円、税引前純利益は2194万円となっている。