民間の信用調査会社・帝国データバンクが発表した平成23年の全国企業倒産件数は1万1369件で前年同期の1万1658件に比べ2・5%減少した。負債総額も3兆4637億3300万円で前年の6兆9366億400万円に比べ50・1%減と半減。過去10年で最小を記録した。
平成23年の酒類販売業者の倒産件数は62件で前年の80件に比べ18件減少。一方、負債総額は78億600万円で前年の77億8000万円に比べ微増となった。
また、同期間のスーパーマーケットの倒産件数は67件で前年同期の54件に比べ13件増加。負債総額は216億4500万円で前年の291億9800万円に比べ減少した。
昨年12月単月の全国企業倒産件数は865件で前年同月の949件に比べ8・9%減。負債総額は3220億2000万円で前年の2168億55000万円に比べ48・5%の増加となった。
昨年12月の酒類販売業者の倒産件数は3件で前年同月の6件に比べ半減。負債総額も3億4600万円で前年の4億9500万円に比べ3割の減少となった。
昨年1年間の倒産件数の推移は▽1月=8件(前年同月4件)▽2月=6件(6件)▽3月=7件(3件)▽4月=5件(9件)▽5月=2件(9件)▽6月=7件(13件)▽7月=3件(7件)▽8月=4件(4件)▽9月=3件(5件)▽10月=4件(11件)▽11月=10件(3件)▽12月=3件(6件)--の状況となっている。
今後の見通しとして同社は「多くの中小企業は震災、円高、デフレなど外部環境の悪化で業績回復が遅れているが、『中小企業金融円滑化法』の期限が1年間延長されたため、倒産件数はほぼ横ばいの状態がしばらく続く可能性がある」としながらも、「今後は金融機関が企業選別の動きを徐々に強めていくと予想されることから、潜在的な倒産増加リスクは依然高いままとなっている。今年後半にかけて緩やかに倒産は増加するとみられる」と分析している。