【長崎】壱岐の島(壱岐市)で造られる壱岐焼酎を酌み交わし、結んだのは絆。“ああ懐かしの昭和の角打ち横丁”で--。
11月26日、壱岐市のホテル太安閣で壱岐焼酎の魅力を発信するイベント「壱岐焼酎広場」が開催され、約300人の来場者で賑わった。市町など自治体のトップや農協、税務行政の関係者らも参加し、島を挙げ壱岐焼酎の需要を喚起する気運を盛り上げた。
主催したのは、島内の酒類生販三層で組織する壱岐焼酎委員会(三木圖委員長)。壱岐酒造組合・壱岐酒類販売協同組合・壱岐小売酒販組合が後援した。「広場」は昨年4月に初開催。趣向を変え催しを重ね今回で4回目となる。
壱岐焼酎は、独特な仕込み配合(米麹1/3・大麦2/3)で造られる本格麦焼酎。「壱岐」は地理的表示として、その産地ブランドが世界的に保護されている。島内に7社の蔵元がある。
今回のテーマは、“みんなで盛り上げ・守ろう・壱岐の島”。「島内経済の落ち込みは想像以上で、ますます壱岐産麦焼酎の重要度が増している。壱岐焼酎の良さを再認識してもらおう」(委員会)というもの。
そこで会場で再現を試みたのが、昭和の角打ち横丁。レトロなポスターも哀愁たっぷり。1杯100円で楽しめる、島内7蔵の壱岐焼酎での酔い心地はいつもとは違ったようだ。落語や昭和歌謡ライブも来場者を喜ばせた。
1カ月近くにわたり販促活動も展開した。イベント当日、壱岐牛や壱岐焼酎が当たる抽選券を、11月1日から開催日の26日まで、小売店で壱岐焼酎1000円分購入ごとに1枚配付。期間中に1万枚以上、1000万円を超える売上げに繫げた。
委員長の三木さんは地元の酒販店経営者。「角打ちは、戦後日本の復興を目指し絆をはぐくんだ場」だと語り、島の人同士が、また島の人と壱岐焼酎があらためて絆を取り戻すきっかけになればとの願いがあった。