ビール酒造組合、発泡酒の税制を考える会などがまとめた11月のビール類課税出荷数量(ビール+発泡酒+新ジャンル酒類)は46万2006klで、前年の46万1053klに比べ0・2%増とわずかながらも上回った。気温が平均より高かったことや歳暮ギフトの出だしが好調だったことからビールが4・1%増となったことが恩恵となった。1-11月累計のビール類課税出荷数量は501万5573klで、前年同期比3・1%の減少となった。
11月のビール類は、ビールおよび新ジャンル酒類が好調を示し、プラスとなった。特にビールは前年に比し4・1%増とビール全体をけん引する伸びを示した。ビールの好調要因については、全国の気温が平均より1度C以上高かったこと、業務用市場が堅調に推移したこと、さらには歳暮ギフトの出だしが好調だったことなどが挙げられる。単月のビール類課税出荷数量は46万2006klで、前年の46万1053klに比べ0・2%の微増を示した。
ジャンル別の11月分出荷数量(前年出荷数量と前年比)は▽ビール=24万5501kl(23万5899klに比し4・1%の増加)▽発泡酒=6万4146kl(7万5351klに比し14・9%減)▽新ジャンル酒類=15万2359kl(14万9803klに比し1・7%の増加)--の状況となった。
ビール酒造組合の発表によると、ビールの容器別販売動向の前年比(構成比)は▽びん=0・8%減(21・3%)▽缶=6・7%増(46・3%)▽樽・タンク=3・8%増(32・4%)--で、前年同月と対比するとびんの構成比が1・0%減、缶の構成比が1・1%増、樽・タンクの構成比が0・1%減少した。また用途別販売動向(構成比)は、業務用が2・8%増(46・7%)、家庭用が5・2%増(53・3%)で、ともに増加となった。
また、発泡酒の税制を考える会によると、発泡酒の容器別販売動向の前年比(構成比)は、▽びん=54・1%減(0・3%)▽缶=15・2%減(95・9%)▽樽・タンク=2・6%減(3・8%)--を示し、用途別販売動向(構成比)は業務用が3・3%減(4・5%)、家庭用が15・4%減(95・5%)となった。
また同会発表の新ジャンル酒類の内訳を見ると、「その他の醸造酒(発泡性①)」のものが5万3580kl(2・2%減)、「リキュール(発泡性①)」のものが9万8779kl(3・9%増)となっており、リキュールタイプの新ジャンルが伸びを示している。
今年1-11月累計のビール類課税出荷数量は501万5573klで、前年同期の517万5997klに比べ3・1%の減少となった。このうちビールは247万3136klで3・4%減少、発泡酒は78万371klで12・7%の減少、新ジャンル酒類は176万2066klで2・4%の増加となった。
11月のビール類は好調に着地した。特に、ビールが増加をけん引したことは喜ばしい。売り場が韓国産の新ジャンルなどに影響を受ける中、業務用市場の回復や歳暮市場の活性化は、ビール市場の底上げにつながるプラス要因といえる。歳暮ギフトについては例年より平均客単価が高い傾向にあるとの声もあり、引き続きギフト市場には期待がかかる。
ビール市場活況で迎えた、ラスト1カ月。忘年会などの宴会需要、年末年始に向けた買い控えなど業務用・家庭用ともさらなる活性化に期待が高まる。この1カ月を好調で締め、新たな年を迎えたい。