【福岡】“福酒”とフレンチの饗宴--。福岡県酒造組合は11月8日、福岡市の西鉄グランドホテルで、福酒=福岡県産酒とフレンチを合わせ愉しむ「福酒500万人PROJECT<福酒マリアージュ>フレンチ編」を開催した。福岡県民500万人の福酒愛飲を目指すプロジェクトの一環。9月に福岡県北九州市で催した試飲会に続く第2弾で、募集定員を上回る252人が参加した。
本格フレンチの正餐(着席)会費制で、県内33の蔵元が、清酒や焼酎、リキュールなど152種の酒を出品。配付リストには、清酒は4タイプ、焼酎は3タイプに分け記号を付けた。ドレスアップした参加者も多く、同ホテルの磯山俊二総料理長(平成22年仏政府からフランス農事功労章「シュヴァリエ章」を受章)による、つぶ貝とキノコのブルゴーニュ風、カワハギのポアレ・ブールブランソース、糸島ポークの赤ワイン煮込みなど厳選メニューと共に、出品酒を楽しんだ。
県産酒の魅力に触れ、また料理との相性が良さそうなお酒を選ぼうと、蔵元出展ブースをめぐる参加者。参加男性の一人は、「だんだん合ってくるような感じがする」と不思議な面持ち。別の男性は、「日本酒はもともとオールマイティーで何にでも合う」と納得の様子だった。若い女性は、「フレンチとお酒を合わせるなんて、普段は出来ないこと。色々試せて発見もあった」と話した。
酒造組合の木下宏太郎副会長は、「福岡は73蔵(清酒64蔵・焼酎9蔵)がある一大酒どころ。福岡県民の全員に、福を呼ぶ福岡の酒、福酒のサポーターになってもらいたい」とアピール。イベント委員会の山口哲生委員長は「本格フレンチと日本の酒の王道勝負。ワインファンも取ろうと企画した」と語った。会に参加した流通関係者は、「これぐらい思い切ったことをやっていかなければ活路は開かない」とエールを送った。