アサヒビールとキリンビールは、今年8月から実施している物流部門での環境負荷低減および業務効率化を目指した協働取り組みの展開エリアを拡大する。これまで東京都の一部エリアで実施していた小口配送の共同化を東京都内全域および神奈川県の一部地域に拡大し、10月24日から開始した。
今回の拡大では、すでに相互活用を進めているアサヒビール新宿配送センター(渋谷区)やキリンビール東部センター(江東区)に加え、アサヒビール平和島センター(大田区)とアサヒビール墨田配送センター(墨田区)、アサヒビール西多摩配送センター(西多摩郡)、キリンビール川崎センター(川崎市)を新たな相互活用拠点と位置づけ、両社の対象製品を東京都全域および横浜市、大和市にある両社の得意先に共同で配送する。これにより共同で小口配送を行う得意先はこれまでの約5倍の925店に拡大し、さらなる配送距離の短縮・積載率の向上、車両回転率の向上が実現することで環境負荷の低減につなげていく。
両社は、「市場では競合として公正な競争を展開する一方で、世界的に関心が高まっている環境問題に対して、環境にやさしく経済性の高い物流の共同展開を行うなど、『競争と協調』の視点から既存の枠組みを超えた協力体制を構築することでさらなる持続可能な社会への貢献を目指していく」としている。