アサヒビール 海外事業の拡大図る

 アサヒビールは、オーストラリアの飲料事業において販売数量第3位を占めるピー・アンド・エヌ・ビバレッジズ・オーストラリア社(P&N社)の発行済み全株式を取得し、子会社化すると発表した。

 P&N社は、炭酸飲料、ジュース、ミネラルウォーターおよび濃縮ジュースなどを取り扱うほか、オーストラリア市場で成長が続いているプライベートブランド商品の分野で、大手量販店を中心に幅広い商品を製造・供給している。

 アサヒビールでは、2009年4月に取得した豪州飲料会社2位のSCHWEPPES HOLDINGS PTY LTD(シュウェップス社)に引き続き、今回P&N社を取得することで、オーストラリアを含めた海外での飲料事業をより一層強化していく。中期的には、P&N社とシュウェップス社を統合し、同社グループとのさらなるシナジーを追求していくことで、オーストラリアでの飲料事業の基盤を強固なものとし、オセアニア市場における同社グループの成長軌道の確立を目指していく。

 同件における取得価額総額は、3億6400万オーストラリアドル(約272億円)を予定している。

 アサヒビールグループは、2015年までの長期ビジョンとして、「世界品質」で信頼される企業に成長するとともに、2~2・5兆円の売上高と海外事業の売上構成比を20~30%程度に引き上げることを達成し、グローバル食品企業トップレベルの事業規模を目指している。今回、P&N社の全株式を取得し、将来的にはP&N社とシュウェップス社を統合させることで、オーストラリア飲料市場における地位を向上。これにより、グループの飲料事業と海外事業の両面における拡大を図っていく。

(掲載日:2010年09月06日)
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