アサヒビールは、8月26日に開催した取締役会で、来年7月1日を目途に純粋持株会社制に移行するための準備に入ることを決議した。
来年7月1日に同社の称号をアサヒグループホールディングス株式会社(アサヒグループHD)に変更し、100%子会社(準備会社)への酒類事業の吸収分割による方法を想定。準備会社の商号をアサヒビール株式会社にする予定。来年3月下旬に開催予定の定時株主総会で関連議案が承認されること、および必要に応じ所管官公庁の許認可が得られることが前提となる。
会社分割後、アサヒグループHDは酒類事業子会社を含む事業子会社群の株式を保有して、これらの事業子会社群の経営を支配管理することを主な事業目的とする。引き続き東京証券取引所および大阪証券取引所で上場を維持する。
同社では、「国内市場が成熟化するなか、競争のグローバル化や業界再編が進むなど大きな変革の時期を迎えている。今後も経営環境の変化は加速していくものと想定され、永続的な成長を実現するためには、これまで以上に変化に対応した機動的かつダイナミックな資源配分が必要」と、純粋持株会社制への移行目的を説明する。
同社では、長期ビジョンで「売上高2兆円~2兆5000億円の達成」を掲げており、今回、HD制移行を発表したことで、今後は長期ビジョンの達成に向けた国内外のM&Aなどをこれまで以上に積極的に推進いくものと見られる。