オエノンホールディングスは8月10日、平成22年12月期の第2四半期決算(平成22年1月~6月)を発表した。同期の連結業績は、売上高が397億300万円で前期比1・8%増、営業利益が7億1600万円(前期は6000万円)、経常利益が6億6400万円で670・5%(前期は8600万円)、当期純利益が1億5700万円(前期は1億7000万円の損失)と、売上高、利益ともに前年同期を上回った。
第2四半期の概況について、同社では「酒類業界はデフレの進行による消費者防衛意識の高まりにより、節約志向・低価格志向が続き、収益が圧迫される厳しい経営環境が続いている。その中で当社の第2四半期の売上高は増収を記録。利益面では平成21年度から開始したバイオエタノール技術実証事業の売上高増加や、原材料価格の低下が寄与し、連結営業利益、連結経常利益ともに大幅な増加を記録。連結四半期純利益も、前年同期の1億7000万円の損失から1億5700万円へと大きく増加した」と説明している。
セグメントの概況は、酒類事業全体では341億2700万円で前期比1%増と増収を記録。利益面も収益志向に基づくマーケティング活動と原材料コストの低減が寄与し、前年同期の3億7600万円の営業損失から1億4500万円の営業損失へと改善が見られた。
焼酎部門は甲乙混和焼酎「麦盛り」シリーズの販促強化により、焼酎全体で197億6300万円となり、前年同期を3・5%上回った。このうち甲類焼酎は80億7200万円で1%増、乙類焼酎は116億9100万円で5・2%増と、両部門で前年実績を上回った。
チューハイ・低アル部門は、缶入りチューハイ「直球勝負」シリーズのラインアップ強化や、モルトウイスキーを使用した「ハイボール7%」の発売などを行ったが、低収益商品からの撤退などもあり、売上高が前期比2・3%減の30億8600万円となった。
清酒は紙パック商品が好調に推移し、前年比4・9%増の41億1300万円と、清酒市場全体の低迷が続く中で、好調に推移した。
アルコールは、昨年新設した苫小牧工場稼動に伴う生産能力の増加や営業力の強化を行ったが、市場価格下落の影響もあり、売上高は0・2%減の17億5500万円と、ほぼ前年並みの推移にとどまった。
通期の連結業績見込みは、売上高で前期比3・4%増の860億円、営業利益は30・6%増の15億円、経常利益は14・1%増の13億円、当期純利益は81・5%増の5億円を予定している。部門別売り上げは、焼酎は4・3%増の427億300万円(このうち甲類は1・8%増の170億8400万円、乙類は6%増の256億1800万円)、チューハイは6%増の67億3800万円、清酒は7・3%増の95億9400万円をそれぞれ予定している。