【松山】日本酒や地ビール、焼酎など多角化を進める水口酒造(松山市道後喜多町、水口義継社長)は、愛媛県産のはだか麦を使った道後焼酎「振鷺閣(しんろかく)」(720ml1575円、1・8l3150円)を8月1日から発売したと発表した。同社は道後唯一の蔵元で1世紀以上の歴史を重ね、万葉集に謳われた「熱田津」にちなんだ清酒「仁喜多津」ほか地ビール「道後ビール」、「道後フィズ」、「道後サイダー」で好評を博している。
水口酒造が造る焼酎は、平成17年に大吟醸の酒粕を使った道後焼酎「刻太鼓(ときだいこ)」や19年に発売した同「萬翠(ばんすい)」があり、全国国際酒類コンクール「焼酎その他・蒸溜部門」で連続2位を達成するなど数々の賞を誇る。
今回発売した道後焼酎シリーズは、中予産のはだか麦をたっぷりと使い、麦の香ばしさやコク、キレを兼ね備えた本格麦焼酎。酒名の振鷺閣は道後温泉・本館の最上部にある太鼓楼にちなみ、印象的な「赤いぎやまん」をイメージして珍しい真っ赤なボトルに詰めた。
愛媛県は、はだか麦の生産量が全国の4割以上を占め、日本一を誇る。水口酒造は「県が進める地産地消に賛同して『愛ある県産品』、道後の土産品として思い出に残る商品を目指したい」と販売促進に注力している。