キッコーマン食品は、野田工場(千葉県野田市)製造第2部の敷地内に建設していた「詰棟」をこのほど竣工した。
今回、竣工した「詰棟」は、国内醤油工場の生産体制再構築の一環として、野田工場製造第2部内に分散していた詰め設備を集約化し、生産効率の向上を図るため新たに建設されたもの。6月21日に開いた竣工式典では、キッコーマンの茂木友三郎会長・CEO、森田健作千葉県知事が起動式を行った。
新詰棟は、500mlから1・8lのペットボトルなどさまざまな容器・容量の充填が可能な「多品種少量生産体制」を導入。ラベル貼り、ケース詰めまで行う。18l缶、コンテナ(500l・1000l容器)、タンクローリー(2000l以上)にも対応する。
今後、需要増が見込まれる業務用や加工用ユーザーへ対応するため、同社の詰め設備としては初めてコンテナ用に自動倉庫やICタグを利用した在庫管理システムも導入し、発注から商品出荷までの期間を短縮する。屋上には、年間約9万KWHを発電する太陽光発電システムも導入し、照明などに活用していく。
茂木会長は、「1930年にびん詰め棟を竣工し、設備の増強や拡張など、建物はそのままに最先端のものを導入してきた。しかし、一層の安心安全を確保するためリニューアルに至った。今後も最先端の設備を積極的に導入していきたい」と話した。
新詰棟は4階建てで延床面積1万6000平方メートル。約86億円をかけて整備された。