日本酒造組合中央会の辰馬章夫会長は6月16日に池袋のサンシャインシティで行われた「日本酒フェア2010」を終えての談話を発表した。
【辰馬会長】
「平成21酒造年度新酒鑑評会公開きき酒会」と「第4回全国日本酒フェア」ともに大きな事故もなく、盛会裏に終了できた。
「公開きき酒会」は、今年で第98回を数える歴史ある催しで、4度目の東京での開催となった。全国各地の蔵元の最高水準の醸造技術による吟醸酒のうち新酒鑑評会入賞酒453点(うち金賞酒240点)を味わえる唯一のきき酒会で、吟醸酒の技の競演を充分に堪能していただけたと思う。
「日本酒フェア」は、同中央会の主催で45都道府県酒造組合(連合会)が出展し、全国各地の蔵元の自慢の銘柄約800銘柄(吟醸酒に限らず、純米酒、本醸造酒、梅酒など日本酒ベースのリキュールなどを含む)を展示し、試飲と販売を行った。
また、会場で日本酒ミニセミナーを開催した。本年は、中央会の需要開発の施策として「日本酒を、すべての家庭にキャンペーン」を実施しているが、今回のテーマは、日本酒スタイリスト・ソムリエの木村克己氏による「日本酒一振りキャンペーンについて」と同中央会の高橋利郎理事による「日本酒を一層楽しむために」を催した。日本酒の良さについて一層理解を認めてもらったものと考えている。
今回はテレビ、新聞、各種フリーペーパー、WEB紙面などで幅広く周知されたこともあり、午前10時から午後8時までの10時間の間に、4200人(対前年500人増)もの方に来場いただき、感謝している。
「公開きき酒会」については昨年に引き続き午前と午後の2部制を採用するとともに、各出品酒2列のラインを4列にして流れをスムーズになるようにした。また、「日本酒フェア」については昨年と同じ会場を確保した。
最近、日本酒の需要が伸びず、平成21年度の日本酒の課税移出数量は63万klで酒類全体に占めるシェアが7・2%と1割を切る状況にあるが、「日本酒フェア2010」には、若い人や女性にも多数来場してもらい、また、外国人も熱心にきき酒している姿も見られた。これを機会に日本酒ファンが増えることを願っている。今後も、全国各地はもとより、欧米やアジア各国でできるだけ多くの人に日本酒のおいしさや良さ、多様性を知ってもらうために、いろいろなフェアを開催すべく、地道に準備を重ねている。