【岡山】岡山県の新酒を評価する平成21酒造年度「岡山県清酒品評会」が4月1日、岡山市芳賀のテクノサポート岡山であり、吟醸酒25場60点、純米酒21場43点の出品酒を審査した。出品点数は2部門あわせて例年より2割増え、県酒造組合は「全国に向けてやる気がアップし、原料米も山田錦のほか雄町の吟醸酒が増加している」(佐々木崇光専務)と出来栄えの良さを期待している。
県内には全53場の酒蔵があり、岡山の地酒はほど良い香りで「芳醇旨口」の味わいが特徴。山田錦と並ぶ高級品種の雄町の産地としても有名で一昨年から「岡山県純米酒研究会」を設置するなど難しい酒造りの技術や品質に磨きをかけているほか、温暖な瀬戸内圏に恵まれた「果物王国」として県を挙げて梅酒・桃・ブドウ・梨・メロンなどリキュール開発にも力を入れている。
今回の清酒品評会は県酒造組合の主催で、岡山県や全農岡山県本部が後援。会場では▽県工業技術センター=産本弘之専門研究員、三宅剛史研究員▽広島国税局鑑定官室=川瀬直樹室長、小山淳主任鑑定官▽上田酒類総合研究所=上田護國代表の5人が味や香りを厳正に審査。オブザーバーとして組合関係者らも出席した。
講評について審査員は「コメが軟らかくて溶けやすかったうえ仕込み時期に寒暖の差が激しく醪管理が大変な年だったが、各社とも技術力のお陰で良い酒が上槽された。穏やかな香りで軽やかな味わいに仕上がっている」と高品質を高く評価した。
出品酒はJR岡山駅の地下・岡山一番街「イルカの広場」で9日に県知事賞などを決める表彰式が実施されたあと、11日まで一般公開のイベント「新酒フェアー2010」でお披露目される。