【奈良】奈良県酒造組合は、奈良県独自の酵母「奈良うるはし」を使用した純米酒系清酒を4月3日から発売した。
それに先駆け、新商品発表のレセプションパーティーを4月2日、奈良ロイヤルホテルで行った。パーティーには約200人の消費者が来場。同組合・喜多一嘉会長は「近年、国内での清酒の消費量は昭和48年の980万石をピークに年々減少し、昨年末には、351万石まで落ち込み、低迷から抜け出せない状況にある。今回、平城遷都1300年ということで、奈良県にとっても大切な節目の年に、県内26蔵元が、日本清酒発祥の地の象徴ともいえる、菩提山正暦寺より搾取された『奈良うるはし酵母』を用い、当組合では初の酵母菌を使うことにより『奈良うるはし』を発売した。酵母は同じでも、造り手の特徴が現れている、それぞれのお酒を楽しんでもらいたい。新商品のラベルには『せんとくん』を用いて、お酒を通じて平城遷都を盛り上げる。日本酒本来の旨みをもった、奈良の日本酒復権の起爆剤となるよう頑張っていきたい」とあいさつした。
「奈良うるはし」は、参加蔵元に酵母菌を配布し、1月10日前後から各蔵で仕込みを開始した。出来上がりは2月始めで、3月23日に持ち寄り、関係者できき酒を行った。今回の酒質は、キレがあり、ガツンとした豊潤な味わいが特徴。1本4合びん入りで、種類により価格は前後するが、平城遷都にかけ1300円~1500円の設定になっている。
会場には、平城遷都1300年を記念して「せんとくん」ラベルを貼付した、組合統合銘柄「奈良うるはし」26銘柄が並べられ、参加者たちは配られたお猪口で、きき酒を楽しんでいた。
▽参加蔵元「銘柄」=今西清兵衛商店「純米酒・春鹿」、八木酒造「純米吟醸・升平」、奈良豊澤酒造「同・豊祝」、西田酒造「純米酒・両白」、倉本酒造「同・金嶽」、上田酒造「同・嬉長」、菊司醸造「同・菊司」、稲田酒造「同・稲天」、宮崎酒造「純米吟醸・白堤」、増田酒造「純米酒・都姫」、中谷酒造「純米吟醸・朝香」、喜多酒造「同・御代菊」、河合酒造「同・出世男」、澤田酒造「同・歓喜光」、大倉本家「純米酒・金鼓」▽梅乃宿酒造「同・梅乃宿」、油長酒造「純米吟醸・鷹長」、葛城酒造「純米酒・百楽門」、千代酒造「同・千代」、五條酒造「同・五神」、今西酒造「同・三諸杉」、西内酒造「特別純米・談山」、芳村酒造「純米吟醸・千代乃松」、長龍酒造「純米酒・長龍」、北村酒造「特別純米・猩々」、岡本本家「純米吟醸・山桂」