清酒品評会新酒を審査 広島・西条酒は上々

 【広島】広島・西条の酒造メーカーでつくる西条酒造協会(前垣壽男会長)の第59回「西条清酒品評会」が3月19日、東広島市西条町御薗宇(みそのう)のグランラセーレ東広島であり、大吟醸「桜吹雪」を出品した金光=かねみつ=酒造(資)(賀茂郡黒瀬町)が最高位の品質で優勝を射止めた。品評会には全9社14蔵のうち8社13蔵が24点の新酒を出品した。

 品評会は製造技術や品質の向上を目的に昭和27年からスタート。組合主催などで全国的にも順位を競うのは珍しいという。今年は広島国税局の鑑定官ら審査員8人で香りや味の良さ、香味の調和について3審まで調べた。

 記者会見で審査委員長をつとめた川瀬直樹鑑定官室長は「華やかな香りとしっかりした旨みで香味の調和がとれたものが目立った。西条はわが国でも歴史的に高い技術を持ち、感銘した」と新酒の出来栄えを講評。例年より軟質で溶けやすい原料米や寒暖の差が激しい気象条件だったが、製造の苦労を見事に克服したと絶賛した。

 褒賞授与式や祝賀会には関係者ら総勢170人が出席。前垣会長があいさつで「西条酒は世界へ広がりつつある」とPRしたあと、広島国税局の前田龍夫酒類監理官や東広島市の藏田義雄市長、県酒造組合連合会の三宅清嗣会長、県小売酒販組合連合会の石川清和会長ら来賓が最近の躍進ぶりをたたえた。会場では酒造功労者や従業員永年勤続者21人の表彰もあった。

 西条地区の課税移出数量は8671klで、中国5県2万5867klのうち59・4%を占める広島県1万5371klの56・4%を占有。5県全体でも33・5%に達するという。

(掲載日:2010年03月31日)

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