日本酒造組合中央会は4月以降、全国統一で需要開発キャンペーンを実施する。3月18日に需要開発委員会の佐浦弘一委員長らが開いた会見で概要を明らかにした。(会見の内容は次号掲載)
キャンペーンの名称は、「『日本酒を、すべての家庭に』キャンペーン」で、これまでの「日本酒を飲む」ことだけではなく、日用必需品としての有用性を啓もうすることで、「日本酒を使う」ことの価値を社会に広く伝えていく。これにより、全国の家庭に改めて日本酒を取り込ませ、飲用・非飲用を含めた日本酒消費を増加させることが狙い。
同中央会では、全組合員に参加を呼びかけるほか、関係団体の全国小売酒販組合中央会、全国卸売酒販組合中央会を通じて傘下組合員への協力も要請していく考え。
新たに三角形の180ml統一オリジナルボトルを開発し、全面にはひと振りのしずくをイメージした「Cooking Magic! ひと振り酒」と書かれた統一ロゴや、「たったひと振りで料理がもっと美味しくなる。健康を増進し、家庭に笑顔をもたらす日本酒パワー。一家に一本、ひと振り酒。これからの常識です。」とのコンセプトメッセージを入れる。統一ボトルは、使用後に捨ててしまうのではなく、何度も日本酒を継ぎ足して使ってもらったり、花の一輪挿しにするなど、2次利用の促進も訴えていく。
また、ネックリーフレットや店頭用リーフレットも作成し、日本酒を活かした美味しい料理のヒントを紹介。キャンペーンサイトも立ち上げ、情報発信を行う。
キャンペーンキャラクターには、元メジャーリーガーの新庄剛志氏を起用。あえて料理とのイメージの離れたキャラクターを起用することで、意外性や驚きを演出し、これまで取り込めなかった層へアプローチする。4月以降、全国紙に広告出稿も行う。
キャンペーンに使用する日本酒は、「飲用に堪える清酒であること。食塩や酢の添加により不可飲処理をした酒は不可」とし、酒のタイプは任意。参画には、キャンペーン統一オリジナルボトル、ラベル、キャップの使用を推奨するが、統一ネックリーフレットを取り付け出荷することで、それ以外のびんでの参加も可能となる。販売価格についても各組合員が販売チャネルや酒質などを検討した上で自由に設定することができる。
新庄氏をキャラクターとして起用できる期間は今年12月末までだが、次年度以降も継続してキャンペーンを展開していきたい考え。