キッコーマンは1月25日の取締役会において、完全子会社である日本デルモンテ(東京都港区、野口昌利社長)の生産体制の再編を行うことを決議した。この再編に伴い、日本デルモンテは平成22年3月期第3四半期において特別損失として8億9600万円を計上することとなった。
(1)日本デルモンテの生産体制再編の目的
日本デルモンテは現在、同社の子会社である東北デルモンテを含めた日本国内の生産拠点において、調味料および飲料などの生産を行っている。今回、生産性のより一層の向上を果たすため、生産体制を見直し、群馬工場(群馬県沼田市)、長野工場(長野県千曲市)の2拠点体制に再編することとした。
(2)再編の概要
日本デルモンテは現在、群馬工場、長野工場、福島工場、木島平分工場、東北デルモンテの5つの拠点で生産を行っているが、群馬工場、長野工場に新たに設備投資を行い、類似する製造品目の生産を集約することで、群馬工場はトマト調味料を中心とする生産拠点として、長野工場は飲料を中心とする生産拠点として再編し、効率的な生産体制を構築する。
これにより、木島平分工場は平成22年7月、福島工場は平成23年9月を目途に生産を中止する。あわせて子会社である東北デルモンテについても平成23年3月を目途に生産を中止。生産中止工場の跡地については売却を前提に検討する。同工場に勤務する正社員は日本デルモンテ内のほかの事業所などへの配置転換により雇用確保に努める。
以上の生産体制再編に伴い、平成23年までに設備投資など約50億円の投資を行い、年間約10億円の経費削減を見込んでいる。