財務省主税局は平成22年度の「租税及び印紙収入予算の説明」を今国会に提出した。それによると、平成22年度の酒税収入予算額は1兆3830億円で、前年度予算1兆4200億円に比べて370億円(2・6%減)の減収を見込む。また、数量ベースでは892万9000klとし、前年度の897万6000klを4万7000kl(0・5%減)下回ると見込んでいる。
平成22年度予算説明書によると、酒税全体の収入合計は1兆3830億円で前年を2・6%下回ると見込む。内訳は、税額ベースで清酒が690億円で前年の700億円に比し10億円の減、ビールが6220億円で前年の6470億円に比し250億円の減、その他が4140億円で前年の4320億円に比し180億円の減とそれぞれ減収を見込む。一方、増収を見込んでいるのは、焼酎の2430億円で前年の2400億円に比し30億円の増、ウイスキー等の350億円で前年の310億円に比し40億円の増となっている。平成21年度の予算説明書では、ウイスキー等が前年を10億円上回るのみの税収見込みだったが、平成22年度は焼酎、ウイスキー等で前年を上回ると見込む。しかし、酒税収入合計では、平成21年度の1120億円の大幅な減収見込みほどの落ち込みではないが、370億円の減収見込みとした。
数量ベースでは、平成21年度が897万6000klであったのに対し平成22年度は892万9000klで4万7000klの減少を見込む。内訳によると、減少を見込んでいるのは、清酒が60万7000klで2・4%減、ビールが283万3000klで3・8%減の2種。金額ベースで減収を見込んだその他は、数量では437万6000klで1・3%の増加すると見込み、焼酎は101万9000klで1・2%増、ウイスキー等は9万4000klで11・9%増、とそれぞれ増加を見込み、合計で892万9000klで0・5%の減少となった。
平成22年度も、ビールで税額、数量とも大幅な落ち込みを見込んでおり、酒税全体の減収のうち67・6%がビールでの減収となっている。
なお、一般会計の合計は37兆4340億円で平成21年度の45兆8880億円と比較して8兆4540億円の減収を見込み、酒税が一般会計に占める割合は3・7%。景気低迷を受けて多くの税目で前年度を下回ったことから、一般会計中の酒税が占める割合は今年も0・6%とわずかながら上回った。