【東京】総合卸会社の菱食(東京都大田区、中野勘治社長)は2月12日、日比谷の帝国ホテルで平成21年12月期決算(平成21年1月1日~12月31日)の記者会見を行い、中野社長が説明を行った。
同社の平成21年12月期の連結業績は▽売上高=1兆3847億5000万円で前年同期比1・3%減▽営業利益=103億8300万円で39・3%増▽経常利益=110億5200万円で33・5%増▽当期純利益=47億4100万円で34・5%増――の減収増益での着地となった。これは昨年にリョーショクリカーが10月に全国一本化となり、合併前の関西、中国、九州リョーショクリカー3社の決算が9月分までしか含まれていないことから減収となったもの。リョーショクリカーの10~12月の売上高、約270億円を含めた場合、前年をクリアするので実質増収増益になるとしている。中野社長は売上高に関して「戦略的に進めてきたチルド、前年に冷凍餃子事件で影響を受けていた冷凍食品が回復基調に乗ったことがプラス要因となったが、酒類カンパニーの商法上の要因と、合併に備えた取引先の見直しがマイナス要因となった」と説明した。
品種別の売上高を見ると、内食回帰が進んだことで調味料類が前期比0・3%増、麺・乾物類も0・6%の微増となった。酒類については統合の影響から10・3%減、嗜好品・飲料類も景気後退、天候不良などの理由から3・4%減少した。冷凍・チルド類は冷凍食品の回復、チルド類事業の拡大から8・8%増加した。
業態別の売上動向はコンビニエンスストアがチルド事業の拡大から7・0%増と好調。GMSも戦略的な取り組みから5・3%増。一方、スーパーマーケットは0・6%減、ドラッグストアも2・4%減。ユーザーは5・3%減だが、今後リクエ事業拡大もあるので、次年度以降は拡大の路線を目指すとしている。
同社の平成22年12月期(平成22年1月1日~12月31日)の連結業績予想は▽売上高=1兆5000億円で前年同期比8・3%増▽営業利益=112億円で7・9%増▽経常利益=120億円で8・6%増▽当期純利益=60億円で26・5%増――としている。なお、次期は決算期の変更に伴い、平成22年1月1日から23年3月31日までの15カ月の変則決算となる予定。