ビール業界がまとめたの平成21年1月-12月のビール類(ビール・発泡酒・新ジャンル酒類)の課税出荷数量は598万1938klで、前年の611万756klに比べ前年比2・1%減少となり、平成17年以降5年連続で前年割れが続いている。出荷数量の内訳を見ると、▽ビール=303万klで6・7%減▽発泡酒=120万klで15・6%減▽新ジャンル酒類=175万klで21・4%の増加――と新ジャンル酒類の躍進が続いている。ビール各社のシェアは、キリンビールが37・7%、アサヒビールが37・5%、サントリーが12・3%、サッポロビールが11・7%となり、キリンビールがシェアトップとなった。販売数量では20万ケース差でアサヒビールがトップとなった。
ビール業界がまとめた平成21年1月-12月のビール類(ビール・発泡酒・新ジャンル酒類)課税出荷数量は598万1938klで、前年の611万756klに比べ前年比2・1%減少を示した。今回の減少で、平成17年以降5年連続の前年割れが続いており、ビール類トータルの減少傾向は依然継続している。
各分野別の出荷状況は、ビールが302万6191klで、前年の324万2515klに比べ6・7%の減少となった。発泡酒は120万1180klで、前年の142万2454klに比べ15・6%の減少となった。新ジャンル酒類は175万4567klで前年の144万5768klに比べ21・4%と大幅な伸びを示した。それぞれのシェアは、▽ビール=50・6%▽発泡酒=20・1%▽新ジャンル酒類=29・3%となり、今年度でビールが50%を切ることは確実視されている。
発泡酒の税制を考える会がまとめた新ジャンル酒類のデータによると、総計175万4567klのうち、「その他の醸造酒・発泡性①」のものが75万3726klで4・3%減、「リキュール類」のものが100万841klで52・1%増を示し、リキュール類タイプの新ジャンル酒類の躍進が昨年に続き目立っている。
トップシェア争いで注目の集まったキリンビール社とアサヒビール社のビール総計の課税出荷数量は、キリンビールが225万3463kl(0・9%減)、アサヒビールが224万3291kl(2・8%減)を示し、わずかにキリンビールが上回った。年間課税発表を受けて、キリンビールの松沢幸一社長は「これまで取り組んできた定番商品の強化、健康志向への対応、そして総需要拡大という3つの考え方のもとにエビデンスマーケティングを展開したことで、お客様から高い支持をいただいた」とコメントしている。
またサッポロビールは69万9266kl(2・8%減)、サントリーは73万4300kl(3・1%減)を示し、サントリーがシェア3位をキープした。
先に発表となったビール各社の販売数量を見ると、▽アサヒビール=1億7700万ケース(2・5%減)▽キリンビール=1億7680万ケース(1・9%減)▽サッポロビール=5465万ケース(2・9%減)▽サントリー=5773万ケース(3・0%減)となっており、販売数量ではアサヒビールが20万ケースの僅差ではあるが上回っている。
ビール類全体はゆるやかに減少傾向が続く中、新ジャンル酒類の躍進がいまだ止まらない。昨年のビール大手2社のシェア争いは、ほぼ僅差での結果で着地し、今年が正念場といえるであろう。そのカギを握るのは、やはり新ジャンル酒類の動きかもしれない。