メルシャンは1月13日、今年度の事業方針を発表した。
昨年のワイン市場は、「デイリーワインが好調でほぼ前年並み」と推定する中、同社実績は、前年を2%上回って着地した。国産ワインは厳しい経済環境の中、「買いやすい価格帯」の品揃えが中心のため数量が拡大。主力ブランドが前年を上回った。輸入ワインは、リーズナブルな価格帯へニーズが拡大したことで家庭でも手軽に飲まれるようになり飲用層が拡大。特にコストパフォーマンスに優れたワインが好調に推移した。
2010年は、ワイン市場全体が前年並みと予想される中、数量ベースで前年比2%増を目指す。
商品戦略では「選択と集中」を強化。業務用家庭用で共通して重点的に活動するブランドを明確化し、営業力を集中することで、業務用と家庭用の循環によるブランド力の強化を図る。営業戦略では、質の高い価値営業とグループ連携を強化。消費者にワインのあるシーン、生活提案を行い、ワインを飲むきっかけとして「バレンタイン」「春のロゼ・ワイン」「母の日」などのプロモーションを展開し、消費者が「ワインを飲む価値」につながる営業活動をさらに強化する。構造改革では、生産、SCM、営業が一体的となり、「造る・売る・運ぶ」の全ての工程から改善を図り、トータルコストの削減を進める。
また、消費者にワインをもっと楽しく、身近に感じてもらうためのさまざまな施策として昨年スタートしたプロジェクトを「メルシャン ワイン ニュー フロンティア プロジェクト 2010」とパワーアップして進める。今年の同プロジェクトでは、①新ワイナリー「シャトー・メルシャン」のリニューアルオープン②「マリコヴィンヤード」ワインの初リリース③「新甲州プロジェクト」活動の継続④メルシャン ワインアンバサダー活動⑤新サイト「WINESUKI ワインすき!」の拡大--を行う予定となっている。