【東京】菊水酒造(新潟県新発田市、高澤大介社長)は新潟ディスティネーションキャンペーンの一環として、JR品川駅併設の「エキュート品川」コンコース特設コーナーで、試飲・即売イベントを12月7日から13日まで開催した。
同イベントではフレッシュな味が楽しめる新米新酒生原酒や、醸造アルコールの代わりに、同社の「酒粕焼酎」を加えて醸した数量限定の「薫香ふなぐち菊水一番しぼり」など、同社自慢の酒を持ち寄り駅構内の道行く人に試飲・販売を行った。
同社関係者は「季節柄、新米新酒が人気。『薫香ふなぐち』も県内の流通が主なので、都内では珍しいため買っていかれるお客さんが多い。今年はにごり酒『五郎八』が気候、米の条件からか口当たりが昨年より良いと評判だ」と、特に人気が高い商品を紹介した。
12日には同社高澤社長と旧友の㈱藤巻兄弟社社長の藤巻幸夫氏がトークショーを開催。菊水酒造のこれまでの歩みや、高澤社長の酒造りに対する姿勢を語った。
その中で、高澤社長は商品提案について「山田錦とか吟醸酒などの蔵元視点の専門用語で説明しても、消費者にはわからない。わかりやすい言葉でお酒の説明をすることが重要」と消費者の視点に立って商いを行う同社の姿勢を述べた上で、「自分たちが一生懸命造った良い酒だから飲んでください、では通じない。消費者はどのような時にお酒を飲みたいか。シーンに合わせた提供をしないといけない」と持論を展開した。それに対し藤巻氏は「ワインは料理に合わせて提供してくれるが、日本酒ではそういう経験がない。もっと、いろいろな提供の仕方を考えて欲しい」と語った。最後に高澤社長は「消費者に対し、うちの酒はおもしろい、楽しいとPRしたい。飲んでもらっている人を維持しつつ、若い世代へのアピールもどんどんしていきたい」と今後の同社の活動を語った。