酒類総合研究所が消費者調査 「飲酒と健康」知識高い

 適正飲酒を心がけている人は7割--。独立行政法人酒類総合研究所が実施した「消費者の健康意識と酒類の消費に関する調査」で「飲酒を控える、または飲んでも適量を心がけている」という人が約7割いるという結果がまとまった。

 調査は、消費者の健康意識が酒類の消費や選択にどのように影響しているかについて調べたもので、全国の20歳以上の男女を対象にインターネット上で実施した。

 「健康のために飲酒時に心がけていることは」との問いに対して、「イッキ飲みはしないようにしている」「体調が優れないときはお酒を飲まないようにしている」「酒量に気をつけている」などが50%を超え高い数字を示したほか、「休肝日を設けている」「空腹時の飲酒は避けるようにしている」なども40%を超え、「飲酒と健康に関する知識は概ね理解されている。また、女性の方が飲酒時に健康のことを意識し心がけている人が多い」(同研究所)と分析している。

 種類別の健康イメージは、健康に良いイメージがあるお酒として梅酒(64・7%)、赤ワイン(51・9%)、白ワイン(24・1%)、単式蒸留焼酎(3・8%)、清酒(0・6%)が挙げられた。お酒の表示で気になる表示については、酸化防止剤、保存料、色素などの食品添加物の有無や遺伝子組み換え原料使用の有無が高く、国産原料の使用に関心を示す消費者も多くいることが分かった。

 また、健康を考えたお酒を飲んだことがあるという人は、男性より女性の方が多く、特に、「カロリーカットや糖質0(ゼロ)」「ポリフェノールを多く含む」「アルコール分が少ない」が高い数値を示し、男性では「プリン体が少ない」が意識が高かった。

 回答者の健康状態については、「血圧が高い、または高血圧症である」「γ-GDPなど肝機能を示す値が高い」「尿酸値が高い」といった項目について、お酒をほぼ毎日飲む人は、飲まない人に比べて5ポイント以上多く、ほぼ毎日、お酒を飲む人は、健康上の問題を抱えている割合が高い。

 一方、お酒を止めた、または飲まない人の理由については、20代男性で「お酒ではなく他のことに使いたい」と答えた割合が高かった。

(掲載日:2009年12月02日)

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