【高松】香川県の有力業務用酒販店をメンバーとする県小売酒販組合連合会業務用部会(宮川義光部会長)の平成21年度「生販三層意見交換会」が10月25日、高松市常磐町の飲食店ときわ茶寮であり、得意先の料飲市場をめぐって意見を出し合った。毎年この時期にメーカー、卸を集めて開いており、日曜の夜にもかかわらず会員17人を含む34人が出席した。
宮川部会長は冒頭あいさつし、民主党の政権交代について「公共事業の中止などで夜の業界は厳しく、今後暗いトンネルに入る気がする」と分析。そのうえで健全な接待などが盛り上がるよう「優秀な皆さんの忌憚のない意見を聴きたい」と期待を寄せた。県小売酒販組合連合会の多田健治会長は、中央情勢など貴重な情報を提供。「全国は小売販売の落ち込みで切羽詰った卸が直売しているが、当県は理解してもらい助かっている」と3層の協力度合いに感謝を示した。
会は、谷口公洋運営幹事を司会に遠藤隆則氏の議事進行で意見交換を進めた。小売側は生産者に対して▽備品・サポートに関する料飲店からの依頼▽ショーケース代や修理費、看板、グラスの有償化に関する飲食店へのPR▽料飲店への直接営業などで協力を求めたほか、卸にも▽量販店へのビール中びんを中心とした業務用商品の納価や生樽の納品▽料飲店への販売に関するメンバーとの連携や市場への参入問題などで訴えた。
これに対してビール、清酒、焼酎などメーカーや卸側は各社が順に前向きな姿勢で応じ、見解を述べた。市場は県外や四国外からの物流もあり、広域的な対応が問われた。行政側は「香川県の市場が安定しているのは3層のおかげ」と県業務用部会の活動を高く評価したうえで、「商売に競争はつきものだが、国税庁の指針や自社のガイドラインなどを守って公正な競争をお願いしたい」と締めくくった。