9月のビール類(ビール・発泡酒・新ジャンル酒類)の課税出荷数量は、49万5302kl、前年並みとなった。ビールは5・9%減、発泡酒は18・5%減、新ジャンル酒類は27・2%増を示し、新ジャンル酒類が圧倒的な伸びを示した。今年1-9月累計のビール類合計出荷数量は437万926klで、前年同期の447万6870klに比べ2・4%減の状況となった。累計も同じく、ビールは7・3%減、発泡酒は15・5%減、新ジャンル酒類は21・9%増と新ジャンル酒類が好調を示した。また、1-9月の累計では、キリンビールが3年ぶりにアサヒビールを抜いて出荷量の首位となった。これは、キリン社が成長著しい新ジャンル酒類で好調を継続していることによるもの。
ビール酒造組合・発泡酒の税制を考える会などがまとめた9月分のビール類(ビール+発泡酒+新ジャンル酒類)の課税出荷数量は、比較的好天に恵まれたものの上中旬に気温の低い日が多かったことなどから、ビール類トータルで49万5302kl、前年並みを示した。
ジャンル別出荷状況(前年比)は、▽ビール=23万52kl(5・9%減)▽発泡酒=9万6078kl(18・5%減)▽新ジャンル酒類=16万9172kl(27・2%増)--の状況となった。ビール・発泡酒が減少、新ジャンル酒類のみ増加という傾向が依然続いている。
今年1-9月分累計のビール類の課税出荷数量は437万926klで、前年同期の447万6870klに比べ2・4%減少となった。1-9月累計のビール類課税出荷状況(前年比)は、▽ビール=218万1718kl(7・3%減)▽発泡酒=90万5439kl(15・5%減)▽新ジャンル酒類=128万3769kl(21・9%の2ケタ増)--を示した。
今期1-9月のビール類の総合計数量中に占める各ジャンル別の構成比は、▽ビール=49・9%(前年同期52・5%)▽発泡酒=20・7%(23・9%)▽新ジャンル酒類=29・4%(23・5%)--と新ジャンルがさらに構成比を伸ばし、ビールは50%を切っている。
ビール類の市場は、最需要期の7月・8月ともに天候不順による影響を受けて低迷を続けてきた。引き続く9月も、比較的好天に恵まれたものの上中旬に気温の低い日が多かった影響などにより、前年を下回る結果となった。さらにそこに、景気低迷の影響による業務用市場の冷え込みも要因として重なった。低迷を続けるビール類の中で、唯一、新ジャンル酒類のみが依然好調に推移している。
今年の1-9月のビール類は、最需要期の夏季で全体が数字を落としつつ、新ジャンル酒類のみが好調を続ける市場となった。その結果、キリンビール(1-9月累計で165万5185kl)が3年ぶりにアサヒビール(163万210kl)を出荷数量で上回ることとなった。キリン社は、いまやビール類の約3割のシェアを占める新ジャンル酒類の中で、圧倒的な販売量を誇る「のどごし生」を展開しており、新ジャンル酒類での売上拡大が功を奏した形となった。なお1-9月累計の「のどごし生」は、2005年の発売以来、第3四半期では最大となる3377万ケースの販売を記録した。最盛期を含む1-9月でのこの結果を見ると、通年でもキリン社が首位となる可能性が高くなってきた。そうなった場合、キリン社は9年ぶりでの首位となる。
現在、ビールメーカーのシェアが変動するということは、すなわちビール類そのもののシェアが大きく変動しているといえる。特に、ビール類の中で大きく育った新ジャンル酒類の存在感は大きい。現在で約3割のシェアを占める新ジャンル酒類が、今後どのように変化していくのか。それは消費者志向の変動とも関連付いてくるであろう。