【福岡】新市“糸島市”の誕生をアピールする酒類関連商品の発表会が8月25日、前原市の前原市役所であった。商品はアサヒスーパードライ「糸島市誕生記念」デザイン缶と、糸島酒販協同組合のPB清酒「糸島市誕生記念酒」で、ともに地域貢献の一環として取り組むもの。九州大学などのアドバイスのもと、新市誕生を契機に「いとしま」の全国PRの方策を検討する“糸島1市2町合併協議会”の要請に応えた。アサヒビールは地域との共生や一体感、全国展開する環境保全活動も訴えた。糸島酒販組合のPBは組合員限定での取り扱い。差別化によって、組合員の経営活性化に寄与するねらいもある。
糸島市は平成22年1月1日、前原市と二丈・志摩町が合併し誕生予定。合同の発表会見には、アサヒビール執行役員・平野伸一九州統括本部長、糸島酒販組合・持田淳治理事長が臨席し、新市をアピールする商品について説明した。
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アサヒスーパードライ「糸島市誕生記念」缶(350ml)は、糸島市の地図を背景に“祝 糸島市誕生”の文字を大きく配し、新市が目指すまちづくりのキャッチフレーズ(“人も元気 まちも元気 新鮮都市 いとしま”)も記しデザインしたもの。同社博多工場(福岡市博多区)で製造し、今年9月30日から来年2月末まで、新市エリアを中心に販売する。販売数量は4000箱(1箱=350ml×24本)。
糸島地区の魅力について同社は、「玄海国定公園に指定されている海辺はもちろん、脊振雷山(せふりらいざん)県立自然公園の山並みなど、素晴らしい景観に恵まれ、自然と触れ合うことができる。古くから博多の食料供給基地として農業・漁業がさかんに行われてきた」と指摘。平野本部長は、「(デザイン缶の発売は)地域との共生の一環で、新市のアピールや認知度アップに貢献したい」と強調した。
関連事業として、同社が地域貢献の一環として取り組む“うまい!を明日へ!プロジェクト”についても説明。同プロジェクトは期間中に製造したスーパードライ対象商品1本につき1円を、全国47都道府県ごとの自然や環境、文化財等の保護・保全活動に役立ててもらうために寄付するもの。第1弾では今年3月下旬から4月下旬までの製造分を対象に、約2億2000万円を寄付。福岡県へは水源の森づくりなどを目的に886万円が充てられた。
同社では今年9月下旬から、対象品種を拡大し、期間も2カ月間に延長し、第2段を実施予定。地域貢献度を高める意向だ。
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糸島は、清酒の酒米産地としても有名な地域。地元には古式手法“ハネ木搾り”で仕込み全量の搾りを行う蔵元もある。
糸島酒販協同組合が企画し発売元となる清酒「糸島市誕生記念酒」は2種。地元の白糸酒造(清酒「白糸」醸造元=前原市)の純米酒(小売税込1・8l/2345円、720ml/1000円)と、小林酒造本店(清酒「萬代」醸造元=糟屋郡宇美町)が糸島産・山田錦100%で造った純米酒(同1・8l/2100円)。
ラベル中央に独特な書体で“糸島市”の大文字。背景は醸造元で分け紅白の2色とした。“糸島の未来の扉がいま開く!!”との言葉も入れ、アピール度を高めた。
発売は、白糸酒造のものが10月1日で1・8l1000本、720ml2000本の限定。小林酒造本店のものは11月下旬予定で、1・8lのみ1000本の限定となる。
取り扱いは、同組組合員50店に限定し、購入希望者には組合(TEL=092-327-1711)が販売店を紹介し対応する。
組合の持田理事長は、「地域密着の取り組みであり、新市誕生にあやかり組合のPB商品として扱わせていただくことになった」と経緯を説明。酒質には、「きりっとした、後味の良い清酒をお願いし、ともに素晴らしいお酒ができている」と太鼓判を押し、自信を持って売り出す意欲を示した。組合事務局からは、地元のお酒を知ってもらう契機にもなればとの期待も聞かれた。