【大阪】伊藤忠食品は7月29、30日の2日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で総合食品展示会「FOOD WAVE2009~NEXT10高感度宣言~」を開催。同社の得意先であるスーパー、デパート、酒販店、卸から約5000人が来場した。
今回の展示会には酒類メーカー44社、食品メーカー214社、業務用50社の308社が出展。さまざまな視点から「食」を通じて、来るべき近未来に対して、イマジネーションを掻きたてられる企画を実現した。会場は同社の新規事業を紹介する「ISCゾーン」、新しい酒の飲み方や消費拡大につながる企画を提案する「酒ゾーン」、全国各地に散在している地酒や名産品を新鮮なまま届けるオリジナルギフトサービス「パルディス」などを提案する「ギフトゾーン」、京都の伝統と味の雅フェア、食の都・大阪のキラーコンテンツを集めた浪速フェスティバルなどのパッケージ企画を提案する「催事企画ゾーン」など、7つの提案ゾーンを設定。
特に「酒ゾーン」では、昨今の酒離れを受け、普段飲まない消費者に対し、「もっと飲みやすく、もっと気軽にウチのみ企画」をコンセプトに、ライト化するアルコールライフスタイルに対応して、節約志向、気軽に飲めるという視点から、好きな酒を好きな割材で好きなように飲む「家飲み」の提案に力を入れた。
また、「ギフトゾーン」では、中元・歳暮ギフトに加えて、需要が拡大している通年ギフト、父の日や母の日などのメモリアルギフト、頒布会などに加え、贈り物と同時に携帯電話で撮影した動画メッセージを贈ることができる「Qu-mo(キューモ)」の提案が人気を呼んでいた。
30日に行われた記者会見で、同社の佐藤進常務執行役員・西日本営業本部長は、展示会の趣旨について、「過去の展示会の反省をもとに、よりレベルアップした企画を実行に移した。大きな変更点は、来場者にメーカーブースにも足を運んでもらえるようにレイアウトを変えたことだ。市場では低価格帯へのシフトが進んでいるが、この展示会では催事企画などを通じて、売り上げを上げていただくための提案にも力を入れた。酒のコーナーでは、酒離れが言われる若い世代や女性にも、酒に親しんでもらえるような企画に力を入れた」と説明した。
また、岩城彰代表取締役専務執行役員・経営企画本部長は、同社の概況について「6月までの第3四半期決算は、増収・増益で順調に推移した。ビール系酒類が2ケタ増となるなど、酒類の動きが順調だったのに加え、食品関係の動きも好調だった。逆に、7月は天候不順の影響もあり、売り上げが伸び悩んでおり、これが9月の決算期にどう影響するかが気になるところだ」と述べた。