【東京】東京都卸売酒販組合(松川隆志理事長)は5月25日、第57回通常総会を開催し、上程の議案を審議、可決した。
冒頭のあいさつで松川理事長は次のようにあいさつを行った。
昨年は、前半に資源高、後半は金融バブル崩壊により景気に大ブレーキがかかるなどで、かつてない不況に見舞われている。景気が回復するのには時間がかかるだろう。われわれ卸売業界は、一昨年秋の芋焼酎の値上げ、昨年春の麦、米焼酎の値上げは順調に推移したが、ビール類の値上げは浸透させるのに苦労した。東京組合でも、数多くの会合を重ね、浸透を図ったことで18年振りの値上げに伴う価格転嫁は、十分ではないがコスト割れ取り引きの是正ができたと思う。一方で、消費の低迷から組織小売業を中心に低価格路線が進み、消費を刺激しようとする動きが出始めている。これが卸に対して納価の引き下げ要求につながっている。しかし、われわれとしては、ようやくコスト割れ取り引きの是正など正常化が進んだばかりで、これを元に戻すと今までの努力が水泡に帰す。東京の組合は全国の卸組合から注目されており、東京がおかしくなると全国的な影響が出てくる。また、卸の近代化、効率化も一つのテーマであり、中間流通が生き残る必要条件でもある。常に経営の効率化というものにテーマとしていきたい。今後も一致団結して取り引きの正常化に努めていきたいと思う。