伊藤忠食品 売上高、利益ともに好調

  【大阪】伊藤忠食品(濱口泰三社長)は5月12日、大阪市中央区の同社本社で平成21年9月期(第91期)第2四半期の決算内容を発表した。

 今四半期の連結業績は、売上高が3005億4900万円で前期比104・4%(計画比100・2%)、売上総利益319億3100万円で同106・8%(同102・1%)、営業利益24億6700万円で同94・9%(同122・1%)、経常利益23億9100万円で同90%(同108・7%)、四半期純利益が13億7300万円で同86・3%(同87・5%)と、四半期純利益を除いて売上高、利益ともに計画比を上回る好調な決算となった。

 同期の概況について、濱口社長は「売上高、売上総利益、営業利益、経常利益はすべて計画を上回ったが、四半期純利益は投資有価証券の評価損などで前年割れとなった。売上高については計画の3000億円に対して5億円のプラスとなったが、これは大手量販、地域スーパーの売上増が大きく寄与した。また、業務用、ドラッグストアなど新規顧客との取り引きも大幅に増加した。特に大手量販の売り上げは前期比108%と好調が続いている。利益面でも大手量販の売上高増加と、新規物流センターの手数料が貢献して計画を上回った」と説明した。

 下期の取り組みについては、「重要取引先との取引深耕と新規顧客の開拓、業務改善・改革の実施、九州エリアと関東エリアでの一部物流センターの再編を行う。また、デジタルネットワーク分野、EC分野、ライフスタイル支援分野での取り組みを強化。特にEco-もったいない.com【WEB】のスタートや首都圏の顧客囲い込み【KAJITAKU】事業の展開、外食コラボPB商品の開発にも取り組みたい。人材面では新人事制度の導入による優秀な人材の登用と、伊藤忠食品大学の設立による人材育成に取り組んでいく」(濱口社長)と述べた。

 今後の見通しについて、濱口社長は「景気動向が悪化する中で、大手小売からの値下げ要求が高まっており、こうした動きが業績にどのように影響するかを注視している。今後は当社独自の取引基準によって、優良顧客との強化拡大を推進するとともに、得意先の選別もすすめていく」と説明している。

 平成21年9月期の年間計画は、売上高で前期比102・4%の6190億円、営業利益で同109・2%の46億3000万円、経常利益で同118・7%の51億4000万円、当期純利益は同173・9%の32億3000万円を予定している。得意先件数は前期末の1800件強から330件減少の1500社前後となる見込み。

(掲載日:2009年05月21日)

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