サントリーは、「シングルモルト&ショコラ」セミナーを、山崎蒸溜所では2月の土・日・祝日の9日間、白州蒸溜所では7・14日の2日間開催している。
同セミナーは、シングルモルトウイスキー「山崎」「白州」の香味や味わいの特長を理解し、試飲とともにオリジナルショコラとのマリアージュ(組み合わせ)を体験するもの。昨年に引き続き今年も応募者が多く、山崎蒸溜所では定員360人のところ983人もの応募があった。参加者は女性が6割を占め、参加理由も「ホームページを見て」「友人にすすめられて」など多様ながら、さまざまなウイスキーが試飲できるとともに、ショコラとの相性も楽しめるコストパフォーマンスの高さなどが人気の理由となっている。
イベントではまずウイスキーの製造工程見学が行われ、多彩な味わいや香りが蒸溜所ごとの風土や樽、蒸留釜の違いなどによって生まれることを知った後、次にセミナー室で「山崎10年」「同12年」「同18年」「白州12年」を比較試飲し、ショコラティエ「パレ ド オール」のグランシェフ三枝俊介氏のオリジナルレシピにより、それぞれのウイスキーに最もあうショコラとのマリアージュを体験。参加者は個々で充分味わい深いウイスキーとショコラが、互いを引き立てあい重なりあう世界を堪能し、幸せの余韻に浸っていた。
同社大阪秘書室広報グループの中村達専任課長は、「有料でもこれだけ参加希望者が集まるのは、ウイスキーへの潜在的なニーズが強いということ。消費者は生活防衛の反面、興味や価値のあるものに対してより貪欲になっていると思う。これを追い風に、シングルモルトの情報発信は工場を基点に、製造や貯蔵の現場を体験してもらうことに力を入れ、ファンにウイスキーの理解をより深めてもらうことで、ニーズを消費につなげていきたい」と抱負を語った。