【名古屋】キリンビール中部圏統括本部(岩佐英史本部長)、キリンビバレッジ中部圏地区本部(森下誠治本部長)、メルシャン東日本統括本部中部営業部(曽根猛成副統括本部長)の中部圏キリングループ3社は1月22日、2009年事業方針発表会を名古屋商工会議所で開催した。
▽キリンビール中部圏統括本部=「アメリカ発の経済危機に伴い日本、特に中部経済は急降下したが、この地方には大きな蓄積がある。歴史に学び、日本経済の強さを再認識したうえで悲観せずに打つ手を着実に打っていけば必ず回復する」開催に先立ち、あくまで私見としながらもこう述べた岩佐本部長は、「心理的な買い控えを回避するためにも気分は明るく。消費者の購買意欲を高めるために、新しい価値を絶え間なく創出していく」と語り、説明会をスタート。2009年はビール類計で全国と同水準の増率を目指すとし、「地域に最も愛される企業」となるため、地域貢献を通じたファンづくりを重視。「一番搾り」のリニューアルや新製品「淡麗W」「キリンフリー」といった商品戦略に加え、グループの連携による新たな魅力づくりや地域密着・価値営業、品質への取り組み強化、愛知・岐阜・三重での地域イベントへの協賛、広告展開など、「愛知県で突出するシェアの勢いで全社を牽引したい」と締め括った。
また、同社名古屋工場の竹内敏彦工場長も説明に立ち、昨年は創業以来2番目の数量(全体の約15%)を生産したと発表。2009年は「大規模工場としての自覚と責任」をキーワードに、環境問題への取り組みもさらに推進。総合酒類メーカーを目指しグループの連携を強化しながら「消費者との絆を深めていきたい」と述べた。
▽キリンビバレッジ中部圏地区本部=昨年はキリンビバレッジ全体(102%)をさらに上回る105%を達成。今年は「お客様本位に基づく価値経営への原点回帰」を掲げ、収益基盤の構築、自販機ビジネスの強化、グループの連携強化に傾注。「お客様の笑顔づくり・ものづくりへのこだわり」に集中した新製品を中心に、紅茶の情報発信や地域イベントへの参画、応援自販機の稼働台数増加等に積極的に取り組んでいく。売上目標は、基盤ブランド計102%、清涼飲料合計100%。
▽メルシャン東日本統括本部中部営業部=昨年は105%(国産デイリー107%、国産ファイン119%、輸入デイリー104%、輸入ファイン88%)で推移。今年度は名古屋中心部への販売と消費者とのパイプづくりを強化し、基本方針に「メルシャンブランド・購買飲用接点・重点ブランドの強化」を掲げ、消費者との接点に近い活動を通して、全社同様102%を目指す。