日本酒造組合中央会が発表した10月分の全国清酒課税移出数量(概数)は5万7407klで、前年概数の5万7442klに対しては99・9%で前年並み。前年確数の5万7971klと比べても99%と、ほぼ前年並みにまで減少率が縮小してきた。
今年9月に続き、10月がほぼ前年並みにまでこぎつけたが、まだまだ底打ち宣言できるほどの市場展開ではなく、年末から正月にかけての本格需要がどの程度ついてくるかが注目、期待されているところだ。
10月の主産地各県の清酒出荷数量と前年対比は▽京都府=1万441klで前年比7・7%増▽新潟県=4209klで2・2%減▽福島県=1552klで2%減▽秋田県=1799klで5%減▽愛知県=2122klで3・4%減▽広島県=1367klで0・1%増--の状況。
全国的な10月分清酒出荷状況は▽千葉県=10%増▽埼玉県=2・6%増▽栃木県=0・2%増▽長野県=7・3%増▽和歌山県=2・8%増▽北海道=0・1%の微増▽山形県=1・2%増▽静岡県=0・6%増▽福井県=1・3%増▽山口県=1・8%増▽島根県=1・8%増▽香川県=7・5%増▽愛媛県=3・3%増▽佐賀県=4・2%増▽長崎県=14・9%増--と、全国で17県が前年を上回るほどに清酒の出荷動向が徐々に改善されてきている。
10月分のタイプ別清酒出荷状況は▽吟醸酒=3569klで、前年比2・9%減(うち純米吟醸酒が1910klで0・3%の微増)▽純米酒=4917klを出荷したが1・8%減▽本醸造酒=6146klで2・4%減▽一般酒=4万2748klで0・7%増(うち生酒は2480klで3・5%減)--と、一般酒は今年2月の6・4%増加以来、8カ月ぶりに前年を上回り一般酒の浮上で10月の清酒出荷が前年並みにまで回復してきた。
今年1-10月累計における清酒出荷数量は47万5507klで、前年比97・7%。タイプ別酒の対前年比は▽吟醸酒=98・4%(うち純米吟醸酒が99・8%)▽純米酒=100・9%▽本醸造酒=94・6%▽一般酒=97・9%(うち生酒が98・7%)--の状況となっている。なお、清酒輸出(免税)数量は前年比19・6%増と好調に推移している。