【沖縄】沖縄国税事務所と沖縄県が共催する「平成20年度泡盛鑑評会」の表彰式が11月4日、那覇市内のホテルであり、成績優秀の製造場18場(「沖縄国税事務所長賞」18場、「沖縄県知事賞」5場を公表した。
同鑑評会は、古酒を品質評価・賞授与の対象とする国内唯一のもの。「沖縄県の伝統的銘酒『泡盛』<『花酒』を含む>について、品質評価を通じて酒造技術の進歩・発展を促し、品質の向上を図ることにより消費者の期待に応えること、併せて沖縄県の重要な地場産業である泡盛製造業の発達に資するため」、沖縄県復帰の年、昭和47年に始まり、49年以降、毎年開催し今回で36回目となる。
今鑑評会には、「一般酒の部」(貯蔵・熟成3年未満酒)に39場が66点、「古酒の部」(同3年以上酒)に40場が95点、「木製容器貯蔵酒の部」に5場が11点を出品。<出品合計46場172点>
品質評価を今年10月7、8日、評価員19人の官能審査で行い、古酒についてはさらに日を改め最終評価を行い、賞授与場を決定した。出品酒について国税事務所・山根善治主任鑑定官は、▽古酒=「熟成した香りとまろやかな味が、高いレベルでバランスよくまとまり、古酒としての品格を備えた、完成度の高いクース(古酒)が多数を占めた」▽一般酒=「フレッシュな香りや味わいを基調としながら、消費者の嗜好に対応した、多様な品質のものが多くを占めた」▽木製容器貯蔵酒=「貯蔵容器由来の香りと泡盛本来の味わいがバランス良く調和した酒質に仕上がっていた」--と講評した。
表彰式の開催にあたり、沖縄県仲井眞弘多知事は、「関係者の尽力により泡盛の品質が向上し、全国的に泡盛に対する認知度や信頼性が評価されたことなどから、県外や海外で28もの泡盛同好会が活動されていることは、大変喜ばしい限り。県においては、古酒ブランドの確立や消費者への情報発信など、泡盛業界の取り組みを支援していきたい」との式辞を寄せた。
泡盛は、タイ米を黒麹菌で仕込み、全麹一次仕込みの醪を単式蒸留機で蒸留する沖縄県固有の蒸留酒。現在、県酒造組合連合会には48社が加盟。うち46社が泡盛製造業、1社が泡盛の共同瓶詰事業を行っている。