【大阪】大阪国際(伊丹)空港(豊中市)の北ターミナルビル2階、JAL出発口ロビー内に日本酒だけを専門に扱う「空港銘酒蔵」はある。
同店は伊丹、西宮、灘、伏見など、地域に特化した日本酒の良さをここより広めていきたいとの思いから、昨年の1月に出店。近畿2府4県限定で約110銘柄のお酒を揃えている。梅酒もあるが、あえて日本酒ベースのものしか置いていない。
オープンから1年半の現在の状況などを麻田孝司課長(関西国際空港産業㈱物販第3営業部売店課)は「全日空利用のお客様が、たまにJAL側を利用して『こちらにこんな素敵なお店があったのね』と言われることもあります。まず、お店の場所を知ってもらわなければいけません。最近では連休などを利用して、月に1~2度ほど、お店の前のスペースで各蔵元さんを招き、こも樽を置いて試飲会を行っています。普段つきあいのない蔵元さんにも空港で自社の商品を売って、名前を広めてもらう機会を作っています。イベントでは女性の方たちも多く来て頂き、よく試飲して買っていってくれます。リピーターのお客さまも増えてきて、10%程度売り上げが伸びてきています」と話す。
オープン当時から設置している有料試飲機(30ml/100円)では、飛行機の待ち時間の合間にきき酒を楽しんでいく利用客も多く、中には5~6杯も飲んでいく人もいる。カウンターではグラス酒(60ml)も楽しめ、つまみとして空港内のレストランのシェフが作った鶏皮ポン酢(午前10時から数量限定)や、酒盗、塩辛などが人気で各100円で販売している。なお、店内では福井・石川・鳥取などの日本酒に合うおつまみも販売している。海外の利用者では、ロシアで日本酒がブームのようで、どのお酒がおいしいか聞いて買っていく人もいて、購入の際にどのお酒を買うか迷われている人には試飲を勧めている。おみやげとして(写真左より)「黒松白鹿山田錦 特別純米」(辰馬本家)、「むくね逍遥 純米大吟醸」(大門酒造)、「大吟醸 浪花正宗」(浪花酒造)、「山廃純米吟醸 玉乃光」(玉乃光酒造)などが良く売れいる。
また、有料試飲機で使用するきき猪口(60ml)が好評で売って欲しいとの声が多く、現在、店内で2個セット525円で販売してる。「これからは、きき猪口自体にもっとこだわり、例えば有名な焼き物で作る。お猪口の裏に伊丹空港と名前を入れ、伊丹空港でしか買えない付加価値を付けたおみやげとして売っていこうとも考えている」と今後の抱負も語った。