澁谷工業が内覧会開催 多様化 変化の速さに対応

  【金沢】醸造機械などの開発・販売を手がける澁谷工業(金沢市大豆田、澁谷弘利社長)は「市場の多様化と変化の速さに対応」をコンセプトとする「コンパクト充填システム」の本格的な販売開始にあたり、10月15、16日に内覧会を開催し、2日間で約100人(50社)の食品、化粧品、醸造関係会社が訪れた。

 同社は、昨今の市場環境から多品種少量生産が伸長していることに注目。今回、開発した「コンパクト充填システム」は従来の直線ライン式のものと違い、ロータリー式を採用。省スペース・低コストで小ロット、多品種生産に対応し、汎用性に富んだものとなっており、試作品や試供品を製造する時などにも活用できる。

 同機の特長は“1”搬送系部品の交換により、幅広い容器に兼用できる(オプションのFBH【Flexible Bottle Handling】システムを搭載した場合には型替え作業なしで容器変更を行える)“2”ユニットの組み替えにより、充填方式とキャッピング方式を設定可能“3”サーボ制御により、精度の高いピストン式充填が行える“4”ロータリーテーブルの周囲に必要なユニットを配置した省スペース設計--などがある。さらに、2種類の液を同一容器に充填することや、2種類のキャップを同時に取り付けることも可能となっており、幅広い商品に対応している。また、対話式の操作パネルを標準装備。品種追加もパネルを見ながら簡単な数値設定で登録することができ、わかりやすい操作性を実現した。

 内覧会では実際に同機を動かして、作業を行っているところを見学。型替え作業も行い、4~5分(1人で行う場合は15分程度)で別の容器に対応するなど、スムーズな流れに参加者たちも注目していた。会場では熱心に同社社員に質問を投げかける参加者の姿も多々見られ、同機に対する注目度の高さが伺われた。

  【基本仕様】<能力>最大で50bpm(条件によっては70bpmまで可能)<取扱品仕様>▽容器高さ寸法=50~400㎜▽容器胴寸法=30mm~110㎜▽充填方式種類=ピストン式、流量計式▽液種=低粘度~高粘度▽容量=30~2700ml▽キャップ種類=インナーキャップ、打ち込みキャップ、ディスペンサーキャップ、ポンプキャップ、スクリューキャップ、王冠、アルミシールなど<搬送仕様>サーボ駆動間欠式<寸法>1500㎜×1500㎜(標準仕様の本体ベース)<価格>3千万円~5千万円(能力や仕様により異なる)

(掲載日:2008年10月24日)

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