アサヒビール 日本の技術を導入

 アサヒビールが伊藤忠商事と共同で3月に設立した中国の新会社「山東朝日緑源乳業有限公司」は、朝日緑源ブランドの牛乳「唯品・純牛乳」3種(1l、500ml、250mlの紙パック)を初出荷し、中国の青島・北京・上海の市場に向けて順次発売する。

 同商品は、アサヒビールの農業会社「山東朝日緑源農業高新技術有限公司」(以下、朝日緑源農業)で採れる原料乳のみを使用し、日本の先端技術を導入することで、中国ではめずらしいとされている成分無調整のプレミアム牛乳「唯品・純牛乳」を、チルド物流を活用して中国の富裕層に向けて販売していく。

 中国国内は、都市部を中心に食の安全・安心に対する関心が高まっており、有機栽培の野菜など高品質の食品に対する需要が増加している。同社ではこの傾向に目を向け、プレミアム牛乳の需要がさらに高まることを予想している。朝日緑源農業では2007年7月から酪農を開始し、オーストラリアとニュージーランドから厳選し導入した650頭の乳牛を、ITによる個体管理と日本の酪農技術を駆使した健康管理を徹底して飼育している。現在産出される牛乳は1日約10tにのぼり、従来はその全量を「原料牛乳」として外部の乳業会社に販売していたが、今後は新たに建設された朝日緑源乳業の牛乳製造工場にて“朝日緑源ブランドの高品質牛乳”として製造・販売していく。当初は1日2~3tを、その後は順次製造・販売を拡大していく予定となっている。

 今回発売する「唯品・純牛乳」は、朝日緑源農業で搾乳した安全・安心な牛乳のみを原料として使用し、原料タンクや充填機内の気圧を高めて外気汚染を防いだり、無人化や自動化による衛生管理を図った日本の品質管理技術(ESL)を導入することで、日本と同等レベルの成分無調整の牛乳を実現している。また、製造後は伊藤忠商事のチルド物流機能を活用して高級スーパー・百貨店などに販売する。

 【商品概要】▽容器・容量=1l、500ml、250mlの紙パック▽商品種類=高温殺菌牛乳▽原材料=生鮮牛乳(朝日緑源農業の牧場で搾乳した原料乳のみ使用)▽保存方法=2度C~5度Cで冷蔵保存▽保存期間=14日間▽発売日=青島9月20日、北京9月21日、上海9月22日で順次発売▽発売エリア=中国の青島、北京、上海の3エリアで発売▽販売目標=年内100t(当初は1日2~3tから開始し、順次拡大する予定)

(掲載日:2008年09月30日)
関連リンク : アサヒビール

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