民間の信用調査会社・帝国データバンクが発表した5月分の全国企業倒産状況によると、5月における酒類販売業者の倒産件数は3件で、前年同月の7件より4件減少し、やや小康状態とみられている。
また、今年1-5月の酒類販売業者倒産件数は29件で昨年同月の35件より6件減少している。しかし、負債総額は今年1-5月累計で259億9800万円にのぼり、前年同期の負債総額32億8800万円より227億円も増加しており、酒類販売業者倒産も大規模倒産の傾向がでてきた。
同社によると企業倒産の要因と背景は、原料高、原価高が進行しても、価格転嫁をできない中小・零細企業の経営が悪化し、一段の原料・原価高が中小・零細企業の「販売不振」と相まって、経営難に追い詰められる懸念が増大してきている、と分析している。
今年1-5月の月別酒類販売業者倒産件数は▽1月=5件(前年12件)▽2月=4件(4件)▽3月=11件(5件)▽4月=6件(7件)▽5月=3件(7件)--の推移をたどっている。
なお、今年1-5月累計のスーパーマーケットの倒産件数は30件で、前年同期の27件より3件増加している。