アサヒビールは、国産ワインに使用するワインびん(720ml)のガラスの使用量を減らし重量を低減した「軽量ワインボトル」を開発した。同社では同ボトルを、サントネージュワイン社の主力ブランドである「酸化防止剤無添加有機ワイン」と「酸化防止剤無添加ワイン物語」に採用し、年間で約480万本に展開する。6月から既存商品について順次切り替えを行い全国で展開していく。
アサヒ社は、石塚硝子(株)と共同で研究を重ね、強度など品質面での安全性を確保した上で、より軽くて丈夫なワインびんの開発に取り組んできた。軽量化することで、製造時のCO2排出量の削減、輸送の効率化によるCO2排出量の削減、省資源化による環境負荷の低減を目指した。
「軽量ワインボトル」は、これまで展開している既存のワインびんに比べ、高さを変えずに重量を約18%低減した。開発にあたっては、びんの厚みを均一化しやすい成形方法に変更することで軽量化を図り、さらにびん内の微細な異物を完全に除去することができる「New Forming System技術」の一部採用によりびんの強度を保持している。
また、びんの原料については従来びんと同様で、「スーパーエコロジーボトル」と言われる無色・茶色以外の色の再生ガラスを90%以上使用したもの。透明びんと比較すると紫外線をカットできるため、ワインの品質維持にも大きく貢献している。
びんの軽量化により、びんの製造工程における燃焼エネルギーが1年間で約7億300万キロカロリー、CO2排出量が約180t削減できるとともに、軽量化による輸送の効率化によりCO2の排出量の削減など環境負荷の低減に貢献できる。